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2009年11月13日(金) 12:10 |
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今年度還付金 58億円に上る見込み
岡山県は、11月補正予算に企業への税の還付金として32億円余りを計上しました。 今年度の還付金総額は異例の金額とも言える、約58億円にのぼる見込みです。 背景には、長引く景気の悪化があります。
岡山県は、11月補正予算として84億8900万円を増額する方針を固めました。 このうち最も大きいのが企業・法人への税の還付金、32億5千万円です。 企業は、前の年度の利益に応じて今年度の税金の見込み額の一部を前もって支払います。 その後、今年度の利益が確定すればさらに追加で税金を納める仕組みですが、見込みよりも利益が少ないか赤字ならば、収めた税金は還付されることになります。 法人県民税と事業税の還付金は、景気が悪化した今年度、58億円にのぼる見込みで、30億円の予算をオーバーしたため、増額が必要になったというわけです。 厳しい財政運営を強いられている岡山県にとって、税収の落ち込みは大きな痛手となるだけに、一刻も早い景気の回復が待たれます。 今年度、減収、赤字などの業績悪化で還付を受けるみこみの企業・法人の数は74。昨年度は30でしたから倍以上に増えています。 不況の影響は予想以上と言えそうです。
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