MMA IRONMAN

質問：The Ultimate Fighter 9のコーチはエンジョイできましたか？

ランペイジ：俺、実はコーチやるの嫌なんだよね。もうUFCは俺にコーチ役を頼まない方が良い。時間は取られるし子供にも会えないし、子供の写真を見て泣いてたよ。

質問：ファイターたちのモチベーションをどうやって上げましたか？

ランペイジ：簡単やヤツもいれば、そうじゃないヤツもいた。人それぞれだよ。

質問：キンボ・スライスはUFCでチャンスがあると思いますか？

ランペイジ：彼は学ばないといけないことがたくさんある。ただし、やる気はある。彼は覚えが早いので、今後も順調に成長していけば明るい未来が待ってるだろう。

質問：映画『特攻野郎Aチーム』について聞かせてください。

ランペイジ：それについては話せない。TUF 9の撮影が終わってからずっとこの仕事をしている。親父がこの番組のファンで、子供のころに一緒に見てたからこの仕事をやりたかった。

質問：初めて人を殴ったのはいつですか？

ランペイジ：母親は生まれた時からケンカの日々だったと言っていた。俺には自分より8ヶ月若い従兄弟がいるが、彼とは毎日ケンカをしていた。家族以外で最初にケンカしたのは幼稚園の時だった。

質問：メンフィスではどんな幼少期を過ごしましたか？

ランペイジ：周囲には年上の人たちばかりだったので、幼少期というものがなく、急激に成長した感じだ。ストリートライフを送った時期もあり多くのことを学んだ。

質問：MMAを始める前はレスリングをしてたわけですが、そのきっかけは？

ランペイジ：母親が再婚した関係で引っ越した。そこでレスリング学校を見つけた。当時の俺はプロレスの大ファンでプロレスラーになりたいと思っていたので、入ることにした。毎日レスリングに没頭し、次の年は無敗だった。そこから俺の人生が変わった。

質問：ではなぜレスリングをやめてMMAをすることに？

ランペイジ：州のレスリング大会があった時に、ホテルで自分の好きだったプロレスラーと会った。俺は彼にサインを求めたが失礼な態度をとられた。ところが彼がその場を立ち去ろうとしてた時に、別の子供にはサインしてたんだよな。それでプロレスラーになるのをやめた。

質問：“ランペイジ”というニックネームの由来は？

ランペイジ：8歳の時に従兄弟が名付けた。とにかく俺は短気ですぐに暴れたからね。15歳の時に腕にタトゥーを入れた。

質問：MMAで食えるようになる前は何をしてたんですか？

ランペイジ：ベトナム人のバーとナイトクラブの2ヶ所で用心棒をしていた。練習と仕事の掛け持ちで辛い日々だったよ。その後ガールフレンドとカリフォルニアに引っ越したんだけど、プロデビュー戦の2週間前に彼女とは別れた。

質問：最初に厳しい試合をしたと感じたのはいつのですか？

ランペイジ：マーヴィン・イーストマン戦だな。本当にタフでこれがプロフェッショナルの試合だと思ったよ。誰かが欠場し、俺も金が必要だったので短い期間で試合をしないといけなかった。準備期間は2週間しかなかった。俺は負けて500ドルもらったよ。

質問：あなたは日本のPRIDEに出場しました。PRIDEではエンジョイできましたか？

ランペイジ：日本の観客が好きだ。変わった服を着てるし、見てて面白い。ロボットを見ているようだった。

質問：ティト・オーティズと仲が良いからUFCに行こうとしなかったというのは本当ですか？

ランペイジ：ある意味正解だ。俺はPRIDEでチャンピオンを目指していたし、ティトはUFC王者だった。そして俺たちの階級は同じだった。俺たちは練習を通じて友人になっていた。コーチが同じだったし、彼の試合の準備を手伝ったこともある。

質問：もしオクタゴンに復帰するとしたらティトと対戦しますか？

ランペイジ：タイトルマッチならね。それ以外はありえない。金のためだけに彼と闘うことはないよ。共通の友人やトレーニングパートナーもいるしね。

質問：2007年に当時UFCライトヘビー級王者のチャック・リデルに勝った後のことは覚えてますか？

ランペイジ：祝勝会のことは覚えてない。酔いが覚めるのに3日もかかってしまったからな。

質問：好きな攻撃パターンは何ですか？

ランペイジ：アゴを打ち抜くことだ。俺は相手をKOするのが好きなんだ。

質問：これまでで最も手応えのあったパンチは？

ランペイジ：ヴァンダレイ・シウバをKOした時だな。我ながら的確でテクニカルなパンチだったと思うよ。

質問：ファンのことは好きですか？

ランペイジ：失礼なヤツも中にはいるな。小突いてくるヤツや変なことを言ってくるヤツもいる。