精神科医のレベル (復元記事)
テーマ:中枢性の統合(セントラルコヒーレンス)妄想を持つとは、アスペルガー症候群の診断を受けていても、平気で言う人たちがいる。
自閉症の特性、成り立ち、構造を理解していれば、本当はあり得ない筈なのだ。
妄想とは、「本来あるべきでは無い事を想像する事」である。一方で、「自閉症は、想像力が無い」としておいて、もう一方で、「妄想を持っている」と言うのは、如何に矛盾に満ちているか、分かるだろう。
但し、「中枢性の統合に欠陥」がある。その為、非自閉症なら、見逃しスルーしてしまう事柄、事実を、関連付けてしまい、その関連付けが、余りに突拍子が無いため、「妄想」とされる場合はある。
これは、本当に疑心暗鬼に追い込まれ、クラスの皆が、私の悪口を言っている。と訴える子供に対して、「妄想が出た」と捉えられる場合も同じだ。
現実に、私の従弟が、病院で問診を受けた時、「部屋に居ない人の声が聞こえますか?」と医者に聞かれ、「はい」と答えた。
彼は、その時、幻聴が見られると診断されたそうだ。
これには、私達夫婦は、大笑いした。何故なら、私達夫婦も、質問の仕方によっては、同じ答えをするからである。
従弟の家は、障子一枚隔てた部屋に、叔母が住んでいた。隣の部屋の声が聞こえて当然である。【 ※注 】
こんな初歩的な事で、誤診を受けている仲間も居ただろう。
こんな事もあるから、精神科医と言えども、完璧ではないから、時と場合に応じて、医者を変えてみるのも一つの手である。
【 私の従弟は、もう40を過ぎ、形は引きこもりだが、家事をこなし、父親の面倒を見て、近所付き合いをしない主婦と同じぐらいの、活動範囲は持っている。
彼は、その身を案じた母親が入れたのに、高校から大学へ持ち上がりで入学出来なかった。
公務員になる専門学校でも苛められ、公務員試験にも合格せず、一度も働かず家にこもった。
東大病院が近かったので、思春期に既に、東大病院で診察を受け、母親曰く「対人自閉症?」と言う。
幼い頃の様子や、出来事からみて、彼は自閉症の仲間ではないかとずっと考えていた。
ところが、40を過ぎた最近、どうも様子がおかしい。伝え聞いた話だが、妙な行動を取り始めた。
彼の、「統合」が壊れてきているのかもしれない。
つまり、「素人判断」で、病気を簡単に判断出来ないと言う事である。自閉症は、障害、疾病である。
心理士や、教師、医者でも無い医学博士が診断するモノではない。
人間全般について、学習研究した上で、さらに、自閉症を研究した「医師」により、判断されるべきモノなのである。】
2007/11/16(金)のブログ 復元記事