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連続不審死:詐欺未遂、34歳女を追起訴 41歳変死、詰めの捜査

 埼玉県警に結婚詐欺容疑で逮捕された女(34)の知人男性が相次いで不審死している事件で、さいたま地検は11日、女を2件の詐欺未遂罪で追起訴した。県警は近く別の結婚詐欺事件についても立件する方針。女と交際していた大出嘉之さん(当時41歳)がレンタカー内で一酸化炭素中毒死した事件についても、遺体から検出された睡眠薬や車内にあった練炭の鑑定を進めており、女の関与の有無について詰めの捜査を急ぐ。

 起訴状は、女が8~9月に長野県と埼玉県の男性2人に結婚を持ちかけ、数十万円ずつをだまし取ろうとしたとしている。08年9~12月にも静岡県と長野県の男性2人から計約320万円をだまし取ったとして、既に詐欺罪で起訴されている。

 捜査当局によると、女と面識があって死亡経緯に不明な点がある男性は▽大出さん▽千葉県野田市の安藤建三さん(当時80歳)=今年5月死亡▽同県松戸市の男性(当時70歳)=07年8月死亡▽東京都青梅市の男性(当時53歳)=今年2月遺体発見--の4人。ほかにも不審死した男性がいるとの情報が寄せられたが、事件性を強く疑わせるケースはないことが分かったという。

毎日新聞 2009年11月12日 東京朝刊

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