大阪・海遊館へ輸送中のイトマキエイ死ぬ

　大阪市港区の水族館「海遊館」は１３日、高知県土佐清水市の研究所から同館に輸送中の雄のイトマキエイが死んだと発表した。同館は「解剖で死因を確かめ、ほとんど分かっていない生態の解明に役立てたい」としている。

　海遊館は２００８年６月から、世界で初めてイトマキエイ（雌）を展示。大型魚類の輸送には大きなスペースが必要で困難とされるが、「世界初のペア展示」を目指していた。

　同館によると、死んだエイの体の横幅は約２メートル。４トントラックの荷台に水槽を設置、１２日夜に出発し、１３日早朝に大阪に到着予定だった。職員７人が乗り込み、水槽内の海水をポンプで取り換える作業などを行っていたが、１２日午後１１時半ごろ死んでいるのを確認した。（共同）

　［2009年11月13日11時54分］