不動産経済研究所(東京・新宿)が12日発表した10月のマンション市場動向によると、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)の新規発売戸数は前年同月を2カ月ぶりに下回った。9月の発売戸数は25カ月ぶりのプラスだったが、再び減少に転じた。供給に慎重なデベロッパーも多く、マンション市況が本格的に回復するには時間がかかりそうだ。
首都圏の10月の新規発売戸数は前年同月比20.1%減の3386戸。販売在庫は前月末から55戸増え、6895戸となった。契約率は前年同月比6.0ポイント上昇し、69.0%だった。
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