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全国自治体病院学会が開幕、地域医療の課題など議論/川崎

2009年11月13日

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 「第48回全国自治体病院学会」が12日、川崎市川崎区の市教育文化会館など市内5カ所の会場で始まった。「自治体病院のあり方を問う~地域医療をいかに守るか」をテーマに、シンポジウムや複数の分科会が開かれ、課題や解決策について議論が交わされた。同学会の開催は県内で初めて。13日まで。

 総会シンポジウム「地域医療における自治体病院の果たすべき責務と生き残り策」では、3人の有識者らが、公的な病院のあり方や存在意義について持論を展開した。

 北海道夕張市立総合病院が約40億円の負債を抱えて破綻した後、地域医療の再生に取り組んだ村上智彦・夕張希望の杜理事長は「人口1万2千人の自治体に171床の総合病院はいらない」と説明。19床の診療所と40床の介護老人保健施設で構成する「夕張医療センター」として再出発し、予防医療に力点を置いた取り組みによって医療費抑制に成功した例を紹介した。

 村上理事長は「地域には予防医療やリハビリテーションなど『生活を支える医療』の充実が重要」と指摘。高齢化率42%を超える同市で取り組む公的病院の挑戦を「将来の日本のモデルになる」と話した。

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