残忍手口、足取りナゾだらけ…島根・女子大生遺体 広島県北広島町の 島根、広島両県警の合同捜査本部が捜査員を増強して懸命の捜査を続ける中、いくつかの謎が浮かび上がってきた。平岡さんがアルバイト先を出た後、どのように事件に巻き込まれたのか。遺体を切断した犯人の意図は何か。友人たちは改めて冥福を祈り、両県警の捜査員たちは、犯人の手がかりを求めて捜査を続ける。 ◆こつ然と消えた◆ 島根県警は、平岡さんが10月26日に行方不明になった午後9時15分頃を中心に、アルバイト先だった浜田市内のショッピングセンターの周辺などで、連日、聞き込み捜査を続け、不審者や、不審車両の目撃情報の収集を続けている。 この時以降、連絡がとれなくなっており、両県警はセンター付近で、平岡さんが事件に巻き込まれたとみているが、これまでのところ、有力な情報は寄せられていないという。 平岡さんの姿が確認されたのは、センターを出る姿が、防犯カメラに映っていたのが最後。周辺の防犯カメラにも姿はなかった。一方で、26日午後9時30分頃、帰路とは別の国道9号沿いで似た女性が歩いていたとの目撃情報もある。捜査関係者は「センター近くで車に乗せられたのか、普段と違う道を行ったのか。現状では、こつ然と消えたとしか言えない」と困惑する。 ◆犯人像は?◆ 11月6〜9日に、臥龍山で相次いで見つかった頭部や手足のない胴体、 しかし、遺体を切断した理由は不明だ。遺体の状況からは、具体的な犯人像は浮かび上がってこない。 「遺体をさらに切断しようとしたが、途中でやめたのか」(捜査幹部)との見方がある一方、傷の激しさから、犯人が ◆悼む声◆ 「今でも信じられない」。島根県立大で12日、遺体発見後、平岡さんの所属したゼミで初めての講義があった。出席した1年生14人は、教授(46)の呼びかけで黙とうし、「国際貢献の仕事に就きたい」と夢を語っていた平岡さんの冥福を祈った。森野茂樹さん(19)は「亡くなったという実感がわかない。でも犯人は絶対に許せない」と話した。 また、学内のカウンセラーには、事件後、計27人から「眠れない」「食欲がない」などという心身の不調を訴える相談があったという。 (2009年11月13日06時03分 読売新聞)
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