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【社会】

着用率に地域差最大5倍 後部シートベルト全国は33%

2009年11月12日 夕刊

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 自動車の後部座席シートベルトの着用率に地域間で大きな差があることが十二日、警察庁と日本自動車連盟(JAF)が合同で実施した全国調査の結果から分かった。一般道で着用率が51・6%と最も高かった熊本と、11・2%と最も低かった高知とでは、五倍近い開きがあった。首都圏では、栃木が熊本に次いで全国二位で、50・2%だった。

 地域間で差があることについて、JAFの担当者は「原因を調べようとしたが、はっきりしなかった」としている。全国は33・5%だった。

 首都圏の着用率をみると、栃木のほかは、東京が34・0%、千葉44・8%、埼玉34・6%、神奈川43・4%、茨城30・3%、群馬37・4%だった。

 高速道では、各都道府県とも調査個所が二、三カ所と少ないものの、最も高いのが宮城の86・6%。低いのが奈良の34・2%だった。

 JAFの担当者は「着用率が低かった県は警察や関係者が取り組みを強化するので、今後、地域間格差は縮まっていくのではないか」とみている。

 一般道での全国の運転者の着用率は96・6%で、前年比0・7ポイント増えて、合同調査が始まった二〇〇二年以来、七年連続上昇している。

 

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