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後部席の着用率、伸び鈍化=高い致死率、投げ出されも−シートベルト調査

11月12日10時11分配信 時事通信

 警察庁と日本自動車連盟(JAF)は12日、全国で10月1〜14日に行ったシートベルト着用に関する合同調査の結果をまとめた。後部座席の着用率は、高速道(専用道含む)が前年比0.9ポイント増の63.4%、一般道は2.7ポイント増の33.5%だった。
 昨年6月から後部席でもベルト着用が義務化され、高速道での違反は取り締まり対象となった。このため昨年10月の調査では、高速道の着用率が前年比49ポイント増の62.5%、一般道も22ポイント増の30.8%へ大幅に上昇したが、今年は伸びが鈍化した。
 同庁は「後部席の着用率はまだ低い。ベルト非着用は致死率が高いので、危険を強調していきたい」としている。
 岩手県の東北自動車道で9月、車が中央分離帯に衝突した事故では、後部席の6人全員が非着用だった。5人が車外に投げ出され、3人が死亡、1人が重体となった。
 後部席でベルトを着けずに車外に投げ出され、死亡した人は2008年に35人に上ったが、着用者ではゼロだった。 

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最終更新:11月12日10時15分

時事通信

 

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