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新日鉄・梶本、強豪しのいだ142球! 社会人野球

延長を一人で投げきり勝利を挙げた新日鉄・梶本(右)は、笑顔でナインとハイタッチ

 <新日本製鉄広畑4−3新日本石油ENEOS>番狂わせだ。古豪・新日鉄広畑が新日本石油ENEOSに延長10回で競り勝った。142球を投げ抜いたエース梶本は「トップクラスのチームに勝てたのは次につながります。自信を持ってやりたい」と胸を張った。

 ヤマ場は9回。1死二塁で3安打の柳田を迎えた。敬遠も考えられる場面だが、バッテリーは「3、4番で勝負」。直球勝負で柳田を三邪飛に抑え、磯部はバットをへし折って三飛に打ち取った。サヨナラのピンチを脱すると、10回に大嶋の二塁打と押し出し四球で2点を勝ち越した。

 130キロ台中盤の直球で勝負する姫路工から入社5年目の右横手投げは、投げる時に時折「ウォ」という声を出す。調子の物差しにもなり「短い時はいいが、悪い時は声が長い」という。この日は強豪が相手とあって「(声の長さを確認する)余裕はなかった」が、三者凡退が1回のみという苦しい投球の中、“エエ声”を連発して10安打を浴びながら3失点で粘った。

 昨年は初戦の住友金属鹿島を完封した後、2回戦のJR九州戦で悔しい思いをした。8回2死まで無安打投球をしながら、延長15回に力尽き敗れた。「あの試合があったからというのはあります」。成長を証明するために、さらに上を目指す。

試合結果

[ 2009年11月13日付 ]

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