警察庁は、リンゼイさん事件について容疑者逮捕に結びつく有力情報に懸賞金1千万円をかけており、今回が公費で懸賞金を支払う初のケースとなる可能性が高い。
支払われる可能性があるのが(1)「似た男がいる」と通報し、逮捕の直接のきっかけとなったフェリー会社の職員。ほかにも、(2)10月まで働いていたことを通報した大阪の建設会社関係者、(3)整形手術をしたことを通報し、写真を提供した名古屋市の医院など。提供者が複数の場合は情報の貢献度に応じて分割されて支払い額が決まる。公費で懸賞金を支払う「懸賞広告制度」は07年にスタート。最終的には警察庁が審議して支払うかどうかを決める。