俳優・長門裕之(75)は11日、先輩である森繁さんの死を悼んだ。妻の女優・南田洋子さんを亡くしたばかりの長門は、この日都内で介護についての講演会を行った。終了後取材に応じ「訃報(ふほう)が続いてると思ったら、今度は森繁さん。芸能界も過渡期なのか、今度は僕らの番なのかな」と肩を落とした。森繁さんとは、自身がデビューした10代のころから知り合いで「共演した時、セリフは全部、カンニングペーパーでね。これでも役者できるのかな、と腹が立ったこともあったけど、失ってみるとやはり重みがあります」としのんでいた。