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バレー日本、敗れるも敵将認める攻撃力

 3-1でブラジルに敗れた日本=東京体育館
 3-1でブラジルに敗れた日本=東京体育館

 バレーボールの国際大会、ワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会第2日は11日、東京体育館で行われ、世界ランク7位の日本は、北京五輪金メダルで同1位の強豪ブラジルに1-3で敗れ、1勝1敗となった。日本のブラジル戦の連敗は26となった。ブラジルは2連勝。

 日本は第1セットに、木村(東レ)山口(岡山シーガルズ)の活躍で、劣勢から逆転して26-24で奪った。第2セット以降は要所で細かいミスが出てリズムに乗り切れず、21-25、23-25、21-25で失った。

 イタリアは、フルセットの末に韓国を下して2連勝した。ドミニカ共和国はタイを3-1で破って1勝1敗とした。韓国とタイは2連敗。

  ◇  ◇

 世界王者の地力に屈したものの、日本には確かな成長の跡が見えた試合だった。売り出し中の山口と荒木が連動して動くことで時間差攻撃が効果的に決まり、大黒柱の木村は高速トスを打ち切った。ブラジルのギマラエス監督は「日本の攻撃は洗練された」と認めた。

 8月のワールドグランプリでは2戦2敗。「力の差を痛感した」という真鍋監督は、サイドに偏りがちだった攻めを改善しようと、センターでのスピードを生かした攻撃を強化した。大会前のブラジルとの練習試合ではこれが機能して3戦で2勝。この日も内外とバランス良く攻め、竹下は「速いトスでの攻撃は、通用する」と口にした。

 ただ、サーブレシーブが乱れると組み立てに誤差が生じ、ブロックされるケースが目立った。凡ミスも多く、荒木は「勝てる試合だった。まだ甘いと感じた」。あと少し精度が上がれば、ブラジル戦の連敗が止まる日も遠くはない。

(2009年11月13日)





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