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俳優・森繁久彌さん(享年96歳)の訃報(ふほう)から一夜明けた11日、巨星を失った芸能界は深い悲しみに包まれた。半世紀にわたる親交があり、舞台、映画などで共演した女優の森光子(89)は東京・明治座で舞台出演前に会見。「(後を)追っかけたい」と目を真っ赤にした。タレントの黒柳徹子(76)らゆかりのある多くの著名人が別れを惜しんだ。
声を震わせた。森は舞台「晩秋」の本番前に、森繁さんへの思いを語った。「昨日(10日)、衣装を着させてもらいながら、座(座長=森繁さんの呼称)のことを話してたんです。その日の夜に訃報を聞いて。口も利けなかった」。悲しすぎる虫の知らせに、がっくり肩を落とした。
50年に及ぶ親交で思い出は尽きない。59年の舞台「浪花どんふぁん」で初共演。2人で掃除をしながらデュエットする場面で「座が(歌詞を忘れて)歌えずに、中(舞台袖)に入って。その公演は歌ナシ」と苦笑い。以来、映画「駅前シリーズ」や舞台などで数多くかかわった。最近は電話も控え、06年1月に自身の文化勲章受章のパーティーで会ったのが、最後だった。
故人の好色ぶりを振り返り「そうしないと、相手に失礼と思っていらっしゃった。反対なのにね(笑い)。人を喜ばせることが大好きだった」としのんだ。先立つ友人らへの弔辞で「順番が違う」と語っていた森繁さん。森は「同じお葬式にしょっちゅう出てきたものですから。悔しい」と涙。「芝居を愛しすぎました。こんなに早く…。96歳、早くじゃないんだ。追っかけます」と唇をかんだ。
「座が、お客さんがたくさん来るように、みなさん(報道陣)を呼んでくださったんですね」。天を見上げ、舞台に立った。
(2009年11月12日06時01分 スポーツ報知)
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