大塚食品が大塚ベバレジを吸収合併

　「ボンカレー」で知られる大塚食品（大阪市中央区）は１２日、同じグループ企業で飲料事業の大塚ベバレジ（東京都千代田区）を２０１０年１月１日付で吸収合併する、と発表した。

　両社はともに、大塚製薬グループの持ち株会社である大塚ホールディングス（東京都千代田区）のグループ企業。合併により研究開発やマーケティング機能を効率化するとともに、両社のノウハウを融合させることで競争力強化を目指す。

　合併後の社名は大塚食品で、本社は大阪市中央区に置く。社長には中井吉人大塚食品社長が就任する予定。大塚ベバレジは１２月末で解散する。合併による工場閉鎖や人員削減の予定はないとしている。

　大塚ベバレジは「クリスタルガイザー」などミネラルウオーターの輸入販売や、ネスレの缶コーヒーなども扱っているが、合併後も、すべての事業を「大塚食品」が引き継ぐ。（共同）

　［2009年11月13日0時25分］