サブカテゴリー

森光子 森繁久弥さんを「私も追っかけます」

さびしそうに笑顔を見せながら思い出を語る森光子
さびしそうに笑顔を見せながら思い出を語る森光子
Photo By スポニチ

 森繁久弥さんと数々の舞台、映画で共演した女優の森光子(89)が11日、出演舞台「晩秋」を上演中の明治座(東京・浜町)で会見。「追っかけます」と天国に語りかけた。森繁さんが第1回ゲストだった「徹子の部屋」の黒柳徹子(76)も都内で思い出を語った。

 舞台衣装の紫の振り袖姿で現れた森。わずか8日前には、同じ衣装で笑顔で舞台をPR。この日の表情は対照的だった。

 報道陣から森繁さんが午前中に荼毘(だび)に付されたことを告げられると「えっ」と言ったまま絶句。「私が芝居をしているときに亡くなるなんて…」と目に涙を浮かべた。「人を褒めるのを照れくさく思う方だったから、この振り袖も素直に褒めてはくださらないでしょう」と、長く伸びた両袖を見た。

 実は“虫の知らせ”があった。森繁さんが死去した10日午前8時16分から約3時間後、明治座の楽屋で着替え中に、急に森繁さんのことが頭に浮かんだ。スタッフと70年の共演舞台「夫婦善哉」などについて談笑。「そしたら夜にテレビで訃報が…」と涙をこらえた。同劇場は59年結成の「森繁劇団」のホームグラウンドで、森も度々客演。関係者は「“みっちゃん、明治座に出てるのか”と訪ねてこられたのでしょう」と話した。

 森繁さんとは、59年に舞台「浪花どんふぁん」で初共演して以来、半世紀にわたる付き合い。演劇界での愛称「座のじ」は、「座長」と呼ばれるのを嫌がった森繁さんのために森が付けたもの。「人を喜ばせるのがお上手でした。いまごろ天国のみなさんを上機嫌にしているでしょう。座のじ、私も追っかけます!」と、視線を天上に向けた。 黒柳徹子「胸なでられたのもいい思い出」

Yahoo!ブックマークに登録 [ 2009年11月12日 ]

関連ニュース

読み込み中..

PR

関連写真

読み込み中..

注目アイテム

ニュース

クイックアクセス

エンタメ

タレント

ランキング

コラム&情報

アイドル

シンプルで使いやすい連絡網 スポニチくらびぃ
パソコンと携帯で幹事からメンバーに一斉連絡。
出欠確認やカレンダー連動も可能。無料です。

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲