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「新たな経済対策を」との声も〔東京株式〕(12日、続き)☆差替

11月12日(木)11時27分配信 時事通信

 海外主要市場の上昇基調が続く中、東京市場の反応は鈍く、高値で始まった12日の相場も結局値を消す形で終わった。世界的な景気回復の流れは変わっていないため下値は限定的だが、買い手不在の状況は深刻だ。
 市場関係者は低調さの背景を「新政権の成長戦略がいまだ見えないため」(大手証券)と異口同音に説明。一部では「新たな経済対策が出てこないと、海外投資家の日本株離れに拍車が掛かる」(銀行系投資顧問)との声も聞かれた。
 鳩山内閣は子ども手当・出産支援の実施や高速道路無料化などの内需拡大策を掲げる。しかし、「企業の生産力を高め、海外との競争力を向上させる施策が欠けていることが、日本市場の魅力を薄めている元凶だ」(中堅証券)との厳しい指摘も出ている。(了)

最終更新:11月12日(木)15時19分

時事通信

 

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