佐賀県警小城署1階の相談室で11日午前10時15分ごろ、警察官が手入れしていた拳銃(38口径、回転式)が暴発。銃弾1発が木製の机を貫通し、床に落ちた。県警警務課が発表した。相談室は一般市民の相談を受ける場所だが、当時いたのは警察官7人だけで、けが人もなかった。
発表によると、事故は同署の保管庫内の15丁の拳銃の定期点検と手入れ中に起きた。手入れの際には銃弾を取り外すとの国家公安委員会の規則に反し、地域係の女性巡査長(35)が銃弾を抜き取らないまま作業に着手。撃鉄のバネが外れなかったため、この巡査長からバネの取り外しを頼まれた生活安全刑事課生活安全係の男性巡査長(27)が撃鉄を起こしたところ、銃弾を発射してしまったという。
同署の円城寺勝義副署長は取材に対し、「今後、指導を徹底して参ります」と陳謝した。