2009-11-12

つきあってるひとと別れることになった。

ちょっと気持ちを整理するために書く。あとで消すかもしれない。

自分はもともといわゆる非モテで、寄ってくるオトコなぞ一生涯おらず、結婚もせず子どもも産まずにひとりで生きてくもんだと思っていた。もちろんいまも非モテ彼氏以外にちやほやされたことなど一度もない。

でもなんの縁か今の彼氏に好きになってもらって、つきあうことになった。

彼氏のことが好きだったのか今でもよく分からない。

好きだったときもあったかもしれない。

でも今は良く分からない。

別れる寂しさはあると思う。でもこれが恋人としての未練か、それとも単に長く一緒にいたから情がわいただけか、全然分からない。

彼に好かれることで、なんか自分を認めてもらえる空間ができたような、そういう気持ちになってた。

愛してるとか可愛いとか好きだとか一緒にいたいとか結婚したいとか。そういうことを言われるのが心地よかった。自分はだれかにそういって求めてもらう価値のある人間だと、彼と一緒にいるときは思えた。

でも今思えば、そういう一切のことを私は彼に返したことがなかった。

そうしようと努力したこともなかった。

彼が私の意に沿わないような行動をしたときも、私は彼に対して本気で怒ったり、感情をぶつけることをしなかった。ただ自分の気持ちが伝わらないことに諦めと悲しみを感じて、無言でいること、無視することを選んだ。もしかしたら、彼に、可愛くないとか愛せないとか思われて、自分の心地よい空間がなくなるのを恐れたのかもしれない。

彼もやさしい人だったから、そんな私を怒ったり責めたりすることは一度もなかった。

そういうことを繰り返しているうちに、自然と溝が深まって、距離が離れていった。

もっときちんとケンカしておけばよかった。

わかってほしいと思ったなら、そのときに、どんなに口汚くても、可愛くないオンナと思われても、大声で怒鳴りつけていればよかったのかもしれない。

そうすれば彼も私を怒ることが出来ただろう。

もしかしたらそういうやり取りの中で、私は彼を求めることや、彼に何かを与えることを考えられたかもしれない。

これ以上ないくらい優しくて寛容な人だった。

この人と結婚できてたら、きっと、幸せで穏やかだっただろう。

好きになれたらよかった。

愛せたらよかった。

でもできなかった。

彼には愛されることがどういうことかを教えてもらったけど、それを返せなかった。

自分非モテだから、もう二度とだれかと付き合ったりする機会はないかもしれない。

でも、もし、奇跡的に次の人ができたら、そのときは、いっぱいケンカしようと思う。

かっこつけないで、可愛い女じゃなくても、嫌われても、それでも相手を好きになったり、なにかを与えることができるような人になろうと思う。

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