「人々の暮らし案じられます」即位20年で陛下会見
11月12日5時1分配信 読売新聞
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即位20年に際し記者会見される天皇、皇后両陛下=田中秀敏撮影 |
また、若い皇族方が少なく、将来、皇位の安定的継承が難しくなる可能性がある現状について「質問のとおりと思います」と、間接的な表現ながら、両陛下とも憂慮していることを初めて明かされた。
現憲法下、初めて「象徴天皇」として即位した陛下は、この20年について「長い天皇の歴史に思いを致し、国民の上を思い、象徴として望ましい天皇の在り方を求めつつ、今日まで過ごしてきました」と語り、「皆が支え合う社会が築かれていくことを願っています」「我が国の安寧を願い、国民の健康と幸せを祈ります」と述べられた。
皇位継承については、「制度にかかわることは国会の論議にゆだねるべき」と強調。その上で「皇室の在り方については、皇太子とそれを支える秋篠宮の考えが尊重されることが重要」と、次代に委ねたいとの考えを明かされた。
最終更新:11月12日5時1分
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