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損賠訴訟:「ヘルニア手術で後遺症」 市臨時職員が博愛会を提訴 /岩手

 ◇一関病院経営

 一関市の一関病院で、右ふともものヘルニア手術を受けて重度の後遺症が残ったとして、同市臨時職員の女性(35)が執刀した男性医師と病院を運営する医療法人博愛会(加藤栄一理事長)を相手取り、約3350万円の支払いを求める損害賠償請求訴訟を盛岡地裁一関支部に起こした。提訴は08年8月1日付で、27日に盛岡地裁で口頭弁論がある。

 訴状によると、女性は右太ももにしこりを見つけ、同院でヘルニアと診断され、07年8月2日に手術を受けた。神経に傷が付き、歩行に困難をきたすほどの障害が残ったと主張している。病院側代理人の熊谷隆司弁護士は「原告の主張するような事実はない」と話している。【宮崎隆】

毎日新聞 2009年11月11日 地方版

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