これから講義や仕事、生活の中でパソコンを使ってゆく際に、
こんなことを頭の片隅に覚えておくと、知らない内に役に立つかもしれません。
パソコンは必ず壊れるものです。データのバックアップは必ず取っておきましょう。
特に忙しい大事な時ほど、トラブルが起こりやすいものです。(これは、忙しい大事なときほど、
パソコンも普段以上に働かされることが多いからだと思います)
ワープロなどで原稿を書いたり、
表計算ソフトを使ったりしているときも、編集中のファイルのバックアップはこまめにとりましょう。
自動バックアップ機能も、時にうまく働かないこともあります。
現在、ほとんどすべてのパソコンはネットワークに接続して使います。
ウィルス対策は万全にしましょう。できればウィルス対策ソフトを使うことをお勧めします。
特に、Windows系のパソコンをつかっている人は、最低限「Microsoft update」は必ず行いましょう。
これを忘れないだけでも、ずいぶんとウィルスに強くなります。
逆に言えば、「Microsoft update」をしていないパソコンをネットワークに接続すると、
ものの数秒でウィルスに感染してもおかしくないです。
パソコンにお菓子やパンの屑をあげたり、
お茶やジュースを飲ませるのは危険です。本来の働きをしなくなることが多いです。
特に、本体に飲み物を飲ませると、十中八九壊れます。
ただし、キーボードだけに塩分や糖分等の含まれていない水分を飲ませた場合には、
そのまま「使用せずに、よく乾燥させる」と復活する場合があります。
(蛇足ですが、携帯電話が水没したときにも、この方法が有効な時があります)
パソコンや各種メディア(メモリスティック、SDカード etc.)、
周辺機器(プリンタ、スキャナ etc.)に静電気は大敵です。パソコンが壊れたり、
メディアの中のデータが読めなくなることがあります。
パソコンの蓋を開けたり、携帯電話やデジタルカメラなどのメディアを扱う前に、
何か金属にさわって自分の体に溜まった静電気を放電させましょう。
またホコリが溜まりやすいところで、パソコンなどを動かすのも良くありません。
パソコンが熱を出したり、暴走したりした時には、
放熱ファンのあたりについているホコリを掃除機などで取ってあげると、
調子が良くなるときが多々あります。
気温の高いところ(28度以上ぐらい)やパソコンが放熱しにくい机の上、 布団の上などでパソコンを動かすと、やはりパソコンが熱を出したり、固まったり、暴走したりします。 こんなときには、一度電源を切って、パソコンを涼ませてあげましょう。
極端に寒い所(マイナス10度以下など)でパソコン等を使うと、 液晶がおかしくなったり、バッテリがすぐになくなってしまい動かなくなったりします。 この場合は、たいてい暖めると復活しますが、時に壊れたりもします。
もちろん、落としたりぶつけたりして強い衝撃を与えると・・・かなりの確率で壊れます。
パソコンについているハードディスクを満杯にすると、 いろいろな操作の時に不具合が起こることが多いです。 もともとの容量の80%程度を目安にして、それ以上使用しないように注意しましょう。
各々のパソコンは、スペック(CPUやメモリ、ハードディスクなど) に応じて、能力の限界があります。その能力以上にパソコンを働かせるのは、 あまりかしこくありません。ウィンドウをいくつもいくつも開けたり、 反応が返ってこないのに(返ってこないので)キーボードを連打したりすると、 パソコンは固まってしまうことが多いです。
パソコンが固まってしまったり、極端に反応が鈍くなったときに、
いきなり電源を切るのは止めましょう。強制的に電源を切るのは最後の手段です。
その前に、固まったり立ち上げすぎているソフトウェアを終わらせる努力をしたり、
しばらく何も操作せずにパソコンを放っておいて(食事を食べにいくぐらいの間)、
反応が返ってくるのを待ってみたりしましょう。
ちなみに[Ctrl]+[Alt]+[Del]と3つのキーを一緒に押して、タスクマネージャを表示し、
固まっているアプリケーションを終わらせることができる場合が多々あります。
ただし、どうしても駄目な場合には電源を切る以外に方法はありません。
電源スイッチを長押し(だいたい6秒以上ぐらい)すると、強制的に電源が切れます。
この場合、なるべくハードディスクへのアクセスランプが点いていない時をねらいましょう。
強制的に電源を切っても、問題なく復活することが多いですが、
時として、データやソフトウェアが壊れたりします。
ごくたまに運が悪いと、パソコンが起動しなくなったりするときもあります。