飯合と三好が首位タイに -8

 埼玉県のおおむらさきゴルフ倶楽部で開催中のPGAフィランスロピー・シニアトーナメントは28日、第2ラウンドを行い、粘り強いゴルフを展開した飯合肇と、一気にバーディ攻勢をかけた三好隆が8アンダーで首位に並んだ。

 前日からの雨がやまず、スタートは1時間遅れた。しかし、雨は午後1時過ぎから徐々に上がり、気温も上昇。終盤にさしかかったころには、フェアウエー、グリーンともベストコンディションに近い状態となり、バーディ奪取を果たした選手が上位に食い込んだ。

 前日首位のテリー・ゲールと2打差でスタートした飯合は、3、4番でつまずき連続ボギーで一時は後退。しかし、ここから盛り返し、5、7、9、10、14番でバーディを奪い、この日も3つスコアを伸ばして、通算8アンダーとした。

 伏兵の三好隆は、安定したゴルフを展開。アウトの1、4、5、6、9番でバーディ。インも15、17、18番でバーディ。あとはすべてパーでまとめ、この日のベストスコア64をマーク。通算8アンダーで、一気に首位タイに躍り出た。

 前日、好スタートを切ったテリー・ゲール(オーストラリア)は、天候不順の影響か、3バーディ4ボギーの73。通算6アンダーの3位に後退した。

 米国帰りの倉本昌弘は、持ち前の爆発力を発揮。5、10、11番でバーディを奪うと、12番はイーグルを奪取。一気に通算5アンダーの4位タイにつけ、決勝ラウンドへ向けて、好位置を確保した。

 また、林陳漢が16番ショートホールでホールインワンを達成した。

明日からの決勝ラウンドには、56位タイの66名が進出。期待された遠来組のブライアン・ジョーンズ(オーストラリア)は予選落ちした。

この日も、朝からの雨にもかかわらず、ブラインドゴルフの支援者や、シニアゴルフファンが多数つめかけ、声援を送った。