私は、ゴルフの社会貢献を目指して、盲人ゴルフの支援を20年前に始めました。さらに女子シニアトーナメントを始めました。パティ・シーハン、パット・ブラッドリー、ジョアン・カーナー、キャシー・ウィットワース、サリー・リトル、ジャン・スティーブンスンら、多くの選手を集め、それから女子シニアの大会は増えました。
こうしてゴルフの社会貢献に尽くしてきましたが、「ゴルフの社会貢献」となれば、やはり男子シニアゴルフを盛り上げなければなりません。そこで昨年、このフィランスロピー・トーナメントの賞金総額を1億円にしました。今年は1億2000万円。それでシニアが盛り上がるのならば、という思いからです。
年をとっても、男子プロ、女子プロのいいプレーを見たいというアマチュアがたくさんいます。今大会に参加したテリー・ゲール(オーストラリア)は62歳ですが、それで5位タイ(1アンダー)は素晴らしい。
今や高齢化社会です。だからこそ、ますますシニアゴルフに貢献し、ひいては、ブラインドゴルフや障害者ゴルフなど、さらなる社会貢献を追求していきたいと思っています。
プロの皆さんも、今大会で得た賞金の1割を盲人ゴルフや国連高等弁務官、いろんな地域の福祉目的に寄付をされます。こういう形で、今後もゴルフを通した社会貢献を進めていきましょう。
国際スポーツ振興協会(ISPS) 半田晴久会長