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さい帯血の採取

さい帯血は、出産時にさい帯血静脈から採取します。
採取時に最も注意を要する点は雑菌による汚染の防止であり、そのために凝固剤を含んだ専用さい帯血バッグを使用して外気接触なしで採取をおこないます。



採集バッグ
 
さい帯血の搬送
さい帯血に含まれる細胞を、高い生存率を維持したまま保管するには、採血から保管までの行程をできるだけ短時間でおこなうことが必須です。そのために採取完了後、採血バッグに妊産婦氏名を記入し、フリーザーバッグに入れてすぐに4〜25℃の冷蔵庫内に移し、待機していた職員が専用の車両で24時間以内に保管施設に搬送します。



採取後(イメージ)
 
さい帯血の分離・調整
搬送されてきたさい帯血はクラス1000※1のクリーンルームに搬入され、ただちに分離・調製作業がおこなわれます。
さい帯血の分離・調製とは、造血幹細胞が含まれる有核細胞だけを濃縮することです。つくばマネイジメント管理下の分離・調製方法は外気に触れない閉鎖環境での処理が可能であり、作業時に細菌やウィルスが混入する危険性はほとんどありません。
分離・調整後、凍結時の細胞障害から保護するための保護剤を添加し、凍結用バッグをさらにアルミ製のプロテクターに入れて冷却処理を施します。
分離・調製の工程においては血液をサンプリングし、血液検査や細胞数の計測などをおこない、安全性が確認されたさい帯血のみを保管します。

※1 立方メートルあたり1,000個の粒子があるレベル

クリーンレベル



施設内部
 
さい帯血の冷凍保存
アルミプロテクタに収納されたさい帯血は、「プログラムフリーザー」を用いて−80℃まで冷却されます。
その際、冷却速度※2と潜熱※3に注意しながら冷却をおこなう必要があります。凍結後のバッグは、液体窒素(気相)の容器(デュワー)に移され、血液検査の結果が出るまで一時保管されます。
検査結果により安全性が確かめられたさい帯血のみを液相のデュワーに格納し、最終的な保管に入ります。凍結バッグを収納するアルミプロテクタに保管番号を刻印し、保管データはコンピュータで管理されます。

※2 冷却速度をコントロールしないと、凍結バッグ内部で温度差が生じてしまい、これにより大きな氷結ができることで細胞が破壊されてしまう。
※3 潜熱とは、細胞液が凍結する際に出る熱エネルギーで、この潜熱によりフリーザー内部の温度は急激に上昇して細胞に悪影響を与えてしまう。

液体窒素容器
 
 
 
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