さい帯血の分離・調整
搬送されてきたさい帯血はクラス1000※1のクリーンルームに搬入され、ただちに分離・調製作業がおこなわれます。
さい帯血の分離・調製とは、造血幹細胞が含まれる有核細胞だけを濃縮することです。つくばマネイジメント管理下の分離・調製方法は外気に触れない閉鎖環境での処理が可能であり、作業時に細菌やウィルスが混入する危険性はほとんどありません。
分離・調整後、凍結時の細胞障害から保護するための保護剤を添加し、凍結用バッグをさらにアルミ製のプロテクターに入れて冷却処理を施します。
分離・調製の工程においては血液をサンプリングし、血液検査や細胞数の計測などをおこない、安全性が確認されたさい帯血のみを保管します。
※1 立方メートルあたり1,000個の粒子があるレベル
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