2009年11月10日 18時34分更新
建設現場での災害を無くそうと、10日朝、岡山労働局の局長が倉敷市の病院の建設現場をパトロールに訪れ、高層階での墜落を防ぐ対策などを確認しました。
パトロールは国が年末までの100日間、建設現場での災害を無くそうと取り組んでいる運動の一環として行われたもので岡山労働局の大崎眞一郎局長ら19人が、来年夏の完成を目指して工事が進む倉敷市内の病院の建設現場を訪れました。
大崎局長は建設現場の責任者から現場では内装や溶接など32の会社からおよそ300人が働いていることなど工事の状況について説明を受けたあと、ビルの12階から14階の高層階の現場を訪れました。
そして、人の墜落を防ぐためのパイプが85センチ以上の高さで基準通りに設けられているかやボルトの落下を防ぐための備えの有無などを確認して回りました。
岡山労働局によりますと、ことしの建設現場での事故件数は去年より減っているものの、建物から墜落したり、重機にひかれたりして死亡した人はすでに去年1年間の4人を上回る6人に上っているということで、安全対策の強化を呼びかけています。