挑戦者・永田裕志の写真を見下ろす中邑真輔=都内の新日本プロレス
新日本のIWGPヘビー級王者・中邑真輔(29)が9日、都内で会見。12・5名古屋大会で挑戦を受けることが決まった元王者・永田裕志(41)を「(10連続防衛の)偉業は十分承知しているけど、その後何してたんだ?って。今の状況は楽で居心地がいいんだろうけど、それでいいの?」と自分で指名しておきながら、こき下ろした。
次期シリーズでは、前哨戦として全大会で中邑率いるケイオスと永田率いる青義軍が激突する。中邑は、青義軍について「付き合ってらんない。このシリーズで終わらせる」、「部活動。ネタでやってんの?」と全否定。揚げ句の果てに「コメントしたくないし、かかわりたくない」とまで言い放った。
それもこれも、V10という最多連続防衛記録を樹立した02〜03年の永田の強さを知るがゆえのこと。「あの時期の永田裕志でくるなら、理想とする試合ができる」と、期待を寄せた。
「名古屋が終わってからでないと」と前置きしながら、「ドームであれば夢が見たいかな」と、永田戦の先にある1・4東京ドーム大会にまで言及。尾張決戦に向けて、ぎすぎすした雰囲気をまき散らしていた。
(2009年11月9日)