少年法61条違反の出版社「インシデンツ」と「日本会議」の蜜月

 「小児用タミフルの量間違えた」で検索をかけてきたバカがいました.槇村さとるの「Real Clothes」がサンケイ系の関西テレビでドラマ化されたそうですけど,集英社はテレビ局とのタイアップが上手ですね.反対に講談社の「Kiss」は目次を見たとたん,「唯我独尊」という感じがしました.(^_^;)

 森繁久弥,96歳で死去.NHK第一放送の「日曜名作座」が好きでした.

 それはさておき,広島地裁は 「日本会議」の圧力に負けた のか,被告の元少年が求めていた「光市事件」実名本の出版の差し止めを申請却下してしまいました!

 一橋大学職員と称している「元ジャーナリスト」の増田美智子という女は最近までフリーで「下半身ネタ」ばかりを週刊誌などに売りつけていた,云わばダニのような奴である.そして彼女の「オトコ」がたまたま「日本会議」の関係者で,そのコネを使って大学職員にもぐりこんだという.女の武器を利用して出世を計った,法政大の某大学教授のような 出世主義の「ダニ」 そのものだ.しかも,増田美智子は本の内容は被告の元少年にとって同情的なものだ,などと開き直っている状態だ.

 ちなみにこの「大学教授」は非常に陰険な奴で,以前「ミラクル」という名前を騙ってた 「ネットゴキ」 と同じサーバからアクセスして来たりする.「ミラクル」が「日本会議」に雇われた「病的なハッカー」であることは以前のアクセスログから明確なので,この「大学教授」は「ミラクル」と連絡を取り合っていることが伺える.最近だと「高3の女子高生の援助交際」を騙ってアホな匿名メールを寄越してきた.やり口は非常に幼稚である. 私たちが普通使っているパソコンの住所は「IP アドレス」という.普通は 256.256.256.256 という2進法の3桁の数値が4つ並んだ IPv4 というものが使われている.しかし,大学などの UNIX サーバでは 256.256.256.256.256.256 という,2進法の3桁の数値が6つ並んだ IPv6 というものが使われている.これを IPv4 へ翻訳して送信するソフトを使うと,相手方に送られた IPv4 の IP アドレスは「存在しないサーバ」へと変換されてしまうのだ.「ネットゴキ」のやり口はこのように巧妙化している.逆に言うと,Linux マシンなどでこの「ニセの IPv4 の IP アドレス」を6桁の IPv6 へ翻訳するソフトへかければ,元の発信元のメールサーバは簡単に特定できてしまうのである(笑) もちろん,これらの意味不明の IP アドレスは全て警視庁へ提出ずみなので,覚悟しておくように.

 さらに出版社の「インシデンツ」も「日本会議」からの資金援助を受けて,日本会議の「悲願」である 「死刑制度強化」 というイデオロギーを広めるためにでっちあげられた出版社だ.「表現の自由」を標榜しながら,やっていることはお台場でヌード写真を撮った某有名写真家だとか,夫婦で覚醒剤を吸っていた某女優と似たようなものなのである.倒産し掛けた出版社が目先のカネのために「良心を売り」,さらに 「様子見のために初版はわざと4千部にして市場調査をした」 という点では非常に悪質だと言えよう.

 案の定,マスコミが派手に報道したせいで,ネット経由の注文が殺到し,取次 (本の卸) はネット書店を優先して,新刊書店には大規模店にしか回せなく,その日のうちに完売.「インシデンツ」は2万部を増刷して新刊書店へ配っている状態だ.情報を小出しにして,読者の購買欲をそそる所など,まるでパチンコやスロットのような売り方だ.恐らく「日本会議」はその手の暴力団 (例えば稲川会) とも繋りがあるのだろう.

 しかし,元少年は出版元側を相手取って,出版差し止めと慰謝料など 1100万円の損害賠償を求め,広島地裁へ提訴している.既に事件から十年がたち,この事件が 「冤罪だった可能性」 に本人も気付いている.幸いに元少年が処刑される前に政権交代が行われたので,民主党政権が続いている間は死刑は永遠に執行されないと考えている.今月の26日,つまり感謝祭の日に第1回口頭弁論が開かれる予定で,私も裁判所の近くの教会で行われる集会に参加する予定である.

 なお「光市事件」についての詳細は私も以下の記事でまとめているので,リンクを読まれて頂けると幸いです.
東京での「光市事件」集会をまとめた本が出ました!【再掲載】
「光市事件」報道は感情的なでっちあげ! 【再々掲載】
人間を裁くとは……光市事件弁護団資料より

きょうのおまけ
橋 幸夫 - ゆるキャラ音頭


彦根城の「ひこにゃん音頭」

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関係する新聞記事です (kaetzchen)
2009-11-10 20:05:04
http://www.asahi.com/national/update/1109/OSK200911090094.html

光母子殺害、実名本の出版差し止め申請却下 広島地裁
2009年11月9日18時16分

 99年に山口県光市で起きた母子殺害事件で死刑判決を受けた被告の元少年(28)=当時18歳、上告中=の実名が掲載された本の販売をめぐり、元少年が出版の差し止めなどを求めた仮処分申請について、広島地裁は9日、申請を却下する決定をした。

 本の著者は一橋大学職員の増田美智子氏(28)で、出版元は「インシデンツ」(東京都日野市、寺沢有代表)。元少年の実名がタイトルに入れられ、本文中にも実名が度々登場する。元少年の中学校の卒業アルバムから顔写真も転載されている。

 元少年は、本は少年の実名の出版物への掲載を禁じた少年法61条に反している▽増田氏らは元少年に対し、文書を発表する時は、原稿の内容などを事前に確認させると約束していたのに、守られなかった、として仮処分を申し立てていた。

 インシデンツの寺沢代表によると、本はすでに初版の4千部が完売。その後、2万部が増刷され、順次全国の書店に出荷されているという。

 元少年は先月、仮処分申請とは別に出版元側を相手取り、出版差し止めと慰謝料など1100万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴。26日に第1回口頭弁論が開かれる予定になっている。




http://www.asahi.com/national/update/1109/OSK200911090094.html

光母子殺害、実名本の出版差し止め申請却下 広島地裁
2009年11月9日18時16分

 99年に山口県光市で起きた母子殺害事件で死刑判決を受けた被告の元少年(28)=当時18歳、上告中=の実名が掲載された本の販売をめぐり、元少年が出版の差し止めなどを求めた仮処分申請について、広島地裁は9日、申請を却下する決定をした。

 元少年側の弁護団は今後の対応について「10日に元少年と面会し、相談する」とし、決定理由などを明らかにしていない。一方、出版元には10日にも決定書が届く。

 本の著者は一橋大学職員の増田美智子氏(28)で、出版元は「インシデンツ」(東京都日野市、寺沢有代表)。「●●(元少年の実名)君を殺して何になる―光市母子殺害事件の陥穽(かんせい)」としたタイトルや本文に元少年の実名が入り、中学校の卒業アルバムから顔写真も転載されている。

 元少年は、本は少年の実名の出版物への掲載を禁じた少年法61条に反している▽増田氏らは原稿の内容などを事前に確認させると約束していたのに守られなかった、として仮処分を申し立てていた。

 出版元側は、元少年は実名掲載を承諾していた▽実名は別の書籍でも掲載され、公知の事実であり、少年法で保護される人格権の侵害に当たらない▽事件は社会的関心事で表現の自由に照らし違法性はない――などと訴えていた。

 インシデンツの寺沢代表によると、本はすでに初版の4千部が完売。その後、2万部が増刷され、順次全国の書店に出荷されているという。

 増田氏は「本の内容は、情状面から被告にとって有利なもの。出版を差し止めよというのは、被告の真意ではなく、弁護団が自分たちに対する批判を抑えようとしたからだと思う」、寺沢氏は「死刑判決を受けた30歳近い被告に対し、少年法を理由に実名を報道するなというのは無理」とのコメントを発表した。

 元少年は先月、仮処分申請とは別に出版元側を相手取り、出版差し止めと慰謝料など1100万円の損害賠償を求めて広島地裁に提訴。26日に第1回口頭弁論が開かれる予定。
 
 
 
さらに中国新聞から (kaetzchen)
2009-11-10 20:05:39
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200911100021.html

実名本差し止め申請を却下 '09/11/10
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 光市母子殺害事件の被告の元少年(28)=死刑判決を受け上告中=を実名で記した本をめぐり、元少年側が少年法に違反するなどとして著者と出版社に出版差し止めなどを求めた仮処分申請について、広島地裁は9日、元少年側の申し立てを却下した。

 元少年側はこれまで「実名表記は承諾しておらず、事前に原稿を見せる約束も守っていない」と著者などを批判。少年の実名報道を禁じた少年法に触れ、「違反は明らか」としていた。これに対し、出版社側は「本人に実名で書くと伝え、了解を得ていた。報道の自由への重大な侵害だ」と主張していた。

 被告の代理人弁護士は、却下理由や受け止めについて「答えるつもりはない」と説明。「今後の対応は10日に本人と相談して決めたい」としている。

 著者と出版社側の代理人弁護士は「内容は見ていないが、正当な結果だと思う。本の内容は(被告の元少年)にとって不利益な内容ではない」と話している。
 
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