民主党の小沢一郎幹事長は10日、和歌山県高野町の高野山真言宗総本山「金剛峯寺」を訪れ、全日本仏教会会長でもある松長有慶管長と会談した。同会は07年参院選で20人(自民10、民主8、国民新2)を推薦しており、来夏の参院選に向けた「地方行脚の一環」とも見られているが、小沢氏は「選挙運動に来たわけではない」と否定し、誠心など「日本人の心」の回復の重要性を訴えていた。
小沢氏は会談で、欧米文化の背景にあるキリスト教を「排他的」と述べ、仏教を「心の広い、度量の大きな宗教であり、哲学だ」と語った。「日本人の心を取り戻さなければ、本当の意味の政治はできない」とも伝えたといい、記者団から選挙協力についての質問が飛ぶと「そういう現実の政治レベルの話ではない」と不愉快そうだった。【渡辺創】
毎日新聞 2009年11月10日 20時25分(最終更新 11月10日 20時39分)
11月10日 | 小沢幹事長:高野山訪問 松長管長と会談 |
10月22日 | 小沢幹事長:茨城県医師会長と会談 |
10月21日 | 小沢幹事長:駐日米大使と会談 普天間移転などに触れず |
小沢幹事長:野党が情報得る仕組み充実を | |
10月19日 | 小沢幹事長:党規約改定を検討、代表任期の延長も議題に |