放送予定
   
   
   
11月10日(火)放送予定
どこへ行く“日米関係”

今月13日、アメリカのオバマ大統領が初来日する。“対等で緊密な日米関係”を掲げ、新たな関係構築に取り組む鳩山政権にとって、今後の方向性を決める重要な機会となる。しかし、日米安保条約改定から来年で50年を迎える両国の間には、いま同盟関係全体に亀裂が入りかねない課題も山積している。とりわけ普天間基地移設問題では鳩山政権内の発言が定まらない中で、アメリカ政府や沖縄県民の間でも大きな不信を生んでいる。環境対策や核軍縮など、外交政策の大きな転換を図るオバマ政権との間で、どのような日米関係を目指すのか。岡田外務大臣に国谷キャスターが問う。
(NO.2814)

ゲスト 岡田 克也さん
    (外務大臣)
 

   
   
11月11日(水)放送予定
オバマの試練
〜“変革”の苦悩〜


大きな期待を受けて1年前に当選したオバマ大統領。“チェンジ”を掲げ、核廃絶を謳ったり、国際協調路線へと踏み出すなど、ブッシュ前政権との相違を際立たせている。しかし、このチェンジが同時に、政権の支持率低下をも招く事態が起きている。その一つが医療保険改革、オバマ大統領が最大の課題と位置づけるものだ。クリントン政権時代にも検討され、挫折したこの改革に対して、「国民皆保険は社会主義者の発想だ」と共和党や保険業界からの猛烈な攻勢を受け、支持離れも起こしている。更に"間違った戦争"=イラク戦争からアフガニスタンでの戦いへとシフトする政策も不評だ。最大で4万人の米軍増派を求める軍に対して、国民の支持は低い。あの劇的なシカゴでの勝利演説から1年。支持率が50%前半まで落ち込んだオバマ政権は、厳しい試練のときを迎えている。その試練はなぜ起きたのか。オバマ政権の政策がアメリカ社会に及ぼしている深層を見ていく。
(NO.2815)

中継出演 マーク・ハルペリンさん
    (米タイム誌記者)