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放送総局長会見 2008/11/19
 
年末年始の特集番組について
 
(日向放送総局長)

(総合テレビ)
 大河ドラマ「篤姫 総集編」(12月26日(金)〜28日(日)・後7:30〜)は例年より時間を拡大して放送。土曜ドラマ「フルスイング」もモデルとなった高畠導宏さんのドキュメントを交えながら1日2本ずつアンコール放送(12月23日(火)〜25日(木)・後7:30〜、後10:00〜)する。新作では、女性を主人公にした藤沢周平の時代劇「花の誇り」(12月20日(土)・後9:00〜)、「陽炎の辻」のスペシャル版(1月3日(土)・後9:00〜)、永作博美さん主演の「福家警部補の挨拶」(1月2日(金)・後9:00〜)などドラマをたっぷりご覧いただく。
  ドキュメンタリーはかつて取材した現場の“その後”を描く「ドキュメントにっぽんの現場スペシャル」(12月24日(水)、25日(木)・後11:00〜)、「多元同時進行ドキュメント 新宿・歌舞伎町」(12月30日(火)・後10:25〜)。12月29日(月)には地球環境関連番組を放送する。「SAVE THE FUTURE 第1部・世界の絵本作家からの贈り物」(後7:30〜)、「第2部・ようこそ低炭素社会へ!」(後9:00〜)、「SAVE THE FUTURE ap bankの挑戦」(後11:25〜)は音楽プロデューサーの小林武史さんやMr.Childrenの櫻井和寿さんもかかわる環境NPOの活動を紹介。元日は「NHKスペシャル2009 世界はどこへ向かうのか 日本はどう向き合うのか」(後9:00〜)。
 エンターテインメントでは「柴咲コウ 孤独の中の輝き」(12月22日(月)・後11:00〜)や「人間60年 沢田研二スペシャル」(12月27日(土)・後10:00〜)。ほかに「高専ロボコン2008 ロボットが2足歩行に挑戦!」(12月30日(火)・後9:15〜)など。

(教育テレビ)
 人気のアニメシリーズ「メジャー」の第3シリーズ26本をまとめて放送(1月1日(木)〜3日(土)・後8:00〜)。能狂言やクラシック、オペラに加え、「知るを楽しむ」や「ETV特集」を深夜に集中編成。

(衛星ハイビジョン)
 恒例となった夢の美術館シリーズ「夢の美術館 江戸の絵画100選」(1月2日(金)・後5:00〜)を6時間にわたってお楽しみいただく他、中国人の監督が取材したシリーズの続編「ハイビジョン特集 シリーズ新的中国人II」(12月24日(水)、25日(木)・後8:00〜)、さらに「北京輪タク哀歌(エレジー)」(12月26日(金)・後8:00〜)と12月の月間テーマ“中国”に絡んだ特集を放送。音楽では「夢の音楽堂 小澤征爾がいざなうオペラの世界〜ウィーン国立歌劇場」(1月4日(日)・後1:00〜)を放送。

(衛星第1)
 地球規模で未来を展望するスペシャル番組や改革開放30年を迎えた中国を特集した「BS世界のドキュメンタリー」、レギュラー番組である地球アゴラとBSスポーツが合同でおくる「年末コラボスペシャル 地球アゴラにBSベストスポーツ」(12月21日(日)・後7:10〜)を放送。

(衛星第2)
 映画『影武者』(12月20日(土)・後9:04〜)など没後10年の黒澤明監督作品や、「BSエンターテインメント 私のうたの道〜石川さゆり〜」(12月20日(土)・後7:45〜)、ザ少年倶楽部スペシャル「僕たちのクリスマスプレゼント」(12月21日(日)・後7:30〜)、「魅惑のスタンダード・ポップス スペシャル」(12月27日(土)・後8:00〜)、「第36回 アメリカン・ミュージック・アウォード」(12月28日(日)・後9:00〜)など多彩なエンターテインメント番組を放送。

(音声波)
 ラジオ第1では、日本の未来について様々な分野の方々の話で構成する「日本のカルテ〜希望の国への処方箋」(1月1日(木)〜3日(土)・後9:30〜)のほかにスポーツ中継が盛りだくさん。FM放送では一つのテーマにまつわる音楽を長時間にわたってお送りする「今日は一日○○三昧(ざんまい)」を5本放送する(12月23日(火)、27日(土),28日(日)、31日(水)、1月12日(月))。
 
 
NHKオンデマンドについて
 
(日向総局長)
 12月1日(月)サービス開始の『NHKオンデマンド』のラインナップがほぼ決定。『見逃し番組』は開始時に56番組を配信予定。料金は315円が基本だが、連続テレビ小説「だんだん」「時事公論」などは105円、「きょうの料理」など実用番組は210円。パック料金は1か月1,470円。配信開始時間は翌日の午後2時、または6時。ただし「だんだん」は当日夕方6時に配信を開始する。ドキュメンタリーなどでは権利関係で配信できない放送回がある可能性もある。過去の名作をお楽しみいただく『特選ライブラリー』は開始時に130タイトル、1,266本を配信し、毎週20本程度を追加していく予定。料金は105円から315円を予定しているが、連続テレビ小説「おしん」のように6本まとめて割引価格で提供するようなパックも用意している。
  また開始当日にはNHK放送センター内で「天地人」の妻夫木聡さんなどをゲストに迎えてオープニングセレモニーを行う。

Q.売り上げなどの予想と黒字化の見込みについて
A.(日向総局長)
 3年後の平成23年度に単年度黒字、5年後の平成25年度に累積赤字を解消したい。『見逃し番組』と『特選ライブラリー』の利用はほぼ半々を想定。視聴環境については、ブロードバンド環境が整っている分パソコンで見る方が多いのではと考えているが、長尺の番組はテレビのほうが向いていると思われ、テレビで視聴する人の数も伸びてくれればと思う。

 
 
「第59回NHK紅白歌合戦」の関連番組について
 
(日向総局長)
 大晦日の紅白歌合戦を盛り上げていくため、関根麻里さん、テリー伊藤さん、沢村一樹さんの紅白応援隊を中心に関連番組を放送する。また、昨年、番組のホームページ(PC)や携帯サイト、そしてデータ放送で行った『紅白検定』をことしも12月1日(月)(データ放送は18日(木))から行う。関連番組は、総合テレビでは、紅白応援隊による30秒〜1分の「紅白スポット」(12月1日(月)〜26日(金))を随時放送するのをはじめ、「クイズ紅白歌合戦」(12月16日(火)・後8:00〜)、準備状況や出場者を紹介する「紅白フラッシュ」(12月21日(日)・後8:30〜ほか)や「いよいよ明日!紅白完全ガイド」(12月30日(火)・後6:05〜)、「いよいよ今夜!紅白最新情報」(12月31日(水)・前11:20〜)、「スタジオパークからこんにちは 年末スペシャル」(12月31日(水)・後1:05〜)、「紅白最新情報」(12月31日(水)・後2:55〜、後4:55〜、後5:55〜)など。また、BS2では、「あなたが選ぶ思い出の紅白 感動の紅白」(12月29日(月)・後7:30〜)、ラジオ第1では、「年忘れ 夢の紅白歌合戦」(12月23日(火)・後7:20〜)を放送する。
 
 
「NHKスペシャル」「日本の、これから」連動企画 “裁判員制度”について
 
(今井放送副総局長)
 
来年5月に開始が迫った“裁判員制度”について、「NHKスペシャル」と「日本の、これから」が連動した「裁判員制度〜あなたは人を裁けますか〜(仮)」で、その意義やあり方、課題など多角的に考える。「NHKスペシャル」(12月6日(土)・後7:30〜)では、実際に『死刑判決』が下された殺人事件をモデルに模擬裁判を行い、裁判員制度で私たちが向きあうことになる現実を浮き彫りにする。「日本の、これから」(12月6日(土)・後9:00〜)では、有識者と市民が、市民参加の司法のあり方を討論していく。
 
 
次期大河ドラマ「天地人」のテーマ曲とタイトルバックについて
 
(日向総局長)
 2009年大河ドラマ「天地人」のテーマ曲とタイトルバックの映像が完成。作曲は大島ミチルさん、題字は武田双雲さんで、ともに大河ドラマは初めて。映像では、映画『ロード・オブ・ザ・リング』でも使用された最新CGソフトを駆使している。
 
 
「ETVワイド ともに生きる」こんな福祉番組が見たいねん!〜きらっと改革委員会・発展編〜について
 
(大阪局・嘉悦チーフ・プロデューサー)
 『福祉番組に出演する障害者がスーパースターみたいな人ばかりで、レベル、ハードルが高すぎる』という教育テレビ「きらっといきる」に寄せられたお便りをきっかけに、番組制作者と障害者、それに視聴者も参加して、これからの福祉番組を考えるシリーズ。3回目になる今回(12月6日(土)・後8:00〜)は、『ハードルが高い』という人にさらに詳しく話を聞き、制作上の課題を浮き彫りにする。そして、イギリスやアメリカの取り組みも紹介。障害のある方に加え、メディア研究者や、障害者が登場するドキュメンタリーを作ってきた人にも議論に参加していただく、2時間の生番組。
 
 
どーもくん、10歳の誕生日について
 
(今井副総局長)
 ことし12月22日(月)に“どーもくん”が10歳の誕生日を迎える。10年を記念して、12月に「どーもくん」関連の放送とイベントを予定。「どーもTVシリーズ」全13本を22日(月)の深夜(23日(火))から5日連続で、昨年の歳末たすけあいスポット「どーもくん(ながぐつ編)」をことしも引き続き放送する。11月29日(土)には、ふれあいホールで『どーもくんファン・ミーティング』(視聴者参加の上映会&トークイベント)を実施する。
 
 
その他
 
Q.前航空幕僚長が呼ばれた国会をNHKが中継しなかった判断について
A.(日向総局長)
 BBCには国会チャンネルがあって、国会の中継を専門的に放送しているが、NHKにはない。どうしても選択するということになる。いくつかの原則を設けているが、今回もそうした原則やいくつかの要素を総合的に判断して、ニュースで伝えるという判断になった。
A.(今井副総局長)
 国会中継はその時々の判断があるが、一定の原則はある。本会議での政府演説、代表質問はすべて放送している。衆参両院の予算委員会の基本的質疑のうち、各会派の第一質問者の質疑、党首討論や国民の関心が高い重要案件を扱う委員会の質疑などは適宜、総合的に判断する。今回もこうした原則に基づいて、中継しなかったということ。
Q.今回は国民の関心も高かったが、なぜ中継しなかったのか?
A.(今井副総局長)
 国会の中継は、国会からの要請がある場合とない場合がある。それもやはりひとつの判断基準になる。今回の場合は要請がなかったということもある。議論になるところではあるが、特定の主張を持っている方の発言であるわけで、そうしたことも総合的に判断しなければならなかった。ニュースではかなり分厚く伝えているし、ニュースで扱うことが適当と判断した。

Q.元会長らへの退職金を支払うという報道について
A.(日向総局長)
 何も決まっていないと聞いている。ただ、これまで取り扱いが凍結になっていたので、ずっと放っておくわけにはいかない。個人的にはどこかで何らかの結論を出さないといけないとは思う。いくつかのオプションがあると思うが、それはこれからの議論ということではないか。
Q.なぜ退職金の試算額を公表しないのか
A.(米本広報局長)
 退職金の算定根拠はホームページでも公表している。ただ、規定では減額する場合や不支給となる場合もあると定められているので、一般的には退職金の扱いが決まるまでの途中段階で試算額などは公表できないし、これまでもしていない。決まった時点でお知らせすることもあるだろうが、どういう形で公表するかは過去の例も踏まえながら適切に対応することになるだろう。
 
 
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