民主党は9日、山岡賢次国対委員長に10日から警視庁の警護官(SP)を随行させることを決めた。山岡氏は先週、臨時国会に永住外国人への地方参政権付与法案を提出する意向を表明し、同氏の事務所などに右翼関係者とみられる人物らからの抗議が殺到したためだ。山岡氏本人も「困った」と漏らし、警視庁側も「警護が必要」と判断した。
民主党でSPがついているのは、代表兼任の鳩山由紀夫首相を除けば、小沢一郎幹事長と輿石東参院議員会長のみ。自民党政権当時の国対委員長にも随行しておらず、異例の待遇となる。【近藤大介】
毎日新聞 2009年11月10日 東京朝刊