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Windows Vista でのシステムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング(Premiere Elements 7)


この情報は、米国アドビシステムズ社が提供している情報をもとにローカライズし、作成したものです。

日本語環境での動作保証はしておりませんのでご了承ください。


内容 (What's Covered)

A. トラブルシューティング/初級編

A-1. 必要システム構成

A-2. Windows Update

A-3. プラグインキャッシュファイルの再作成

A-4. IEEE 1394 デバイス

A-5. サードパーティ製プラグインのトラブルシューティング

B. トラブルシューティング/中級編

B-1. 新規ユーザアカウント

B-2. スタートアップ項目を無効にして Premiere Elements を起動

B-3. ビデオカードドライバのアップデート

B-4. デバイスドライバの互換性を確認

B-5. QuickTime のトラブルシューティング

B-6. コーデックのトラブルシューティング

B-7. 問題の原因となるファイルを特定

B-8. Premiere Elements の再インストール

B-9. フォントのトラブルシューティング

B-10. 仮想メモリの設定

B-11. 一時ファイルの最適化

B-12. ハードディスクの修復とデフラグ

B-13. システムのウイルススキャン

C. トラブルシューティング/上級編

C-1. キャプチャカードソフトウェアの再インストール

C-2. 問題が解決しない場合


この文書は、Windows Vista で Adobe Premiere Elements 7 を使用する際に発生するシステムエラーまたはフリーズの対処方法について説明します。システムエラーは、以下のようなさまざまな形で現れます。

- ダイアログボックスが空白で表示される、またはちらつく

- カーソルや画面のフリーズ

- 以下のようなエラー

  • 「Adobe Premiere Elements has encountered a problem and needs to close. (Adobe Premiere Elements で問題が発生したため終了します。)」
  • 「Sorry, a serious error has occurred that requires Premiere Elements to be shut down. We will attempt to save your current project. (深刻なエラーが発生したため Premiere Elements を終了します。現在のプロジェクトは保存されている可能性があります。)」

システムエラーはデバイスドライバ、ソフトウェアおよびハードウェア間のコンフリクト、ある特定のファイルの破損など、さまざまな要因で発生します。Premiere Elements で作業しているときにシステムエラーが発生しても、必ずしも Premiere Elements が原因とは限りません。Premiere Elements がシステムに要求する処理によって、システムの潜在的な問題が現れる可能性もあります。

この文書を最大限に活用するために、以下の作業を順序どおり行ってください。また行った作業の内容とその結果、表示されたエラーメッセージの内容などを記録をしておくことをお勧めします。弊社テクニカルサポートにお問い合わせの際、それらの情報を元に、更に適切なサポート提供することができます。

この文書に記載のいくつかの手順は、管理者としてログインしてから行う必要があります。

 重要 : いくつかの手順では、ユーザアカウント制御(UAC)のダイアログボックスが表示されて、操作を続行するための許可を求められることがあります。ダイアログボックスの内容を確認し、続行するかどうかを判断してください。ダイアログボックスで [キャンセル] を選択すると、トラブルシューティングの手順を続行することはできません。


A. トラブルシューティング/初級編

このセクションの作業は、最も一般的なシステムエラーの解決に役立ちます。これらの作業を実行する前に、すべての個人用データのバックアップを作成してください。また、システムエラーが発生した場合は、必ずコンピュータを再起動してメモリをリフレッシュしてください。再起動せずに作業を続行すると、問題が複雑になることがあります。

 注意 : 一部の作業では隠しファイルやフォルダを見つけ、その拡張子(例えば「filename.ini」ファイルの「*.ini」)をもとにファイルを特定する必要があります。Windows の初期設定では隠しファイルや隠しフォルダ、ファイル名の拡張子は非表示になっています。

Windows で隠しファイルや隠しフォルダ、ファイル名の拡張子を表示するには、以下の操作を行います。

  1. コンピュータを開き、[整理] メニューから [フォルダと検索のオプション] を選択します。
  2. [すべてのファイルとフォルダを表示する] を選択します。
  3. [登録されている拡張子は表示しない] のチェックをはずします。


  4. [OK] をクリックします。


A-1. 必要システム構成

コンピュータが以下の必要システムを満たしていない場合、Premiere Elements は正しく動作しない可能性があります。

- 1.8 GHz 以上の SSE2 対応プロセッサを搭載したパーソナルコンピュータ、(HDV または Blu-ray には 3 GHz 以上のプロセッサ、AVCHD にはデュアルコアプロセッサが必要)

- Microsoft Windows XP(Service Pack 2)日本語版、Windows Media Center 日本語版、または Windows Vista 日本語版

- Windows XP の場合は 512 MB 以上、Windows Vista の場合は 1 GB 以上の RAM(いずれも HDV、AVCHD、または Blu-ray 用には 2 GB 以上の RAM が必要)

- 4.5 GB 以上の空き容量のあるハードディスク

- 16 bit 以上のカラー表示が可能なディスプレイ、ビデオカード

- 1024 x 768 以上の画面解像度をサポートする 96 dpi 以下のディスプレイ

- Microsoft DirectX 9 または 10 互換のサウンドドライバおよびディスプレイドライバ

- DVD-ROM ドライブ(DVD に書き出す場合は対応 DVD ライター、Blu-ray ディスクに書き出す場合には Blu-ray ライターが必要)

- Digital 8、DV または HDV ビデオカメラに接続するための DV/i.LINK/FireWire/IEEE 1394 インターフェイス、または DV-USB 互換の DV ビデオカメラに接続するための USB2 インターフェイス(Media Downloader を使用する場合は対応する他のビデオ機器)

- QuickTime 7

コンピュータに搭載されているプロセッサおよびメモリ容量を確認するには、以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューの [コンピュータ] を右クリックします。
  2. [プロパティ] を選択します。
  3. [システム] セクションにプロセッサおよび搭載メモリ容量が表示されます。



A-2. Windows Update

Windows のアップデートを行うことにより、パフォーマンスやアプリケーションの互換性の問題が改善される場合があります。Microsoft 社の Web サイトから Service Pack およびその他のアップデータを入手することができます。インストール方法などの詳細については Microsoft 社テクニカルサポートにお問い合わせください。

Microsoft Windows Update

URL : http://www.windowsupdate.com/

 重要 : システムアップデートをインストールする前に、Premiere Elements 7 および使用するその他のソフトウェアやハードウェアの必要システム要件を確認し、互換性に問題が無いか確認してください。アップデートするバージョンが必要システム要件に含まれていない場合は、弊社、またはサードパーティ製ソフトウェアやハードウェアの製造元へお問い合わせください。


A-3. プラグインキャッシュファイルの再作成

プラグインキャッシュとは、Premiere Elements で使用される初期設定のプラグインおよびサードパーティ製プラグインの情報が保存されている Windows レジストリのエントリです。PluginCache ファイルの破損によって問題が発生する可能性があるため、PluginCache ファイルを再作成して問題が解決されるかを確認します。

以下の操作を行います。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] - [Adobe Premiere Elements 7] を選択します。
  3. 手順 2. の操作のすぐ後に、Shift キーを押し続けます。
  4. Premiere Elements 7 の起動が完了したら、Shift キーを離します。Premiere Elements 7 は PluginCache のエントリを自動的に再作成します。

 注意 : Premiere Elements はアプリケーションの初回起動時に、インストールされているプラグインに関する情報を保存します。この情報が Windows レジストリに保存されることによって、Premiere Elements を次回以降の起動時間が短縮されます。Premiere Elements にインストールされている既存のプラグインデータを破棄し、情報を再解析することで、プラグインと新たにインストールされたソフトウェア、またはハードウェアとのコンフリクトを検知することができます。


A-4. IEEE 1394 デバイス

DV カムコーダなどの IEEE 1394 デバイスをはずすか、または電源を切ってから Premiere Elements を起動します。特定の DV デバイスは、Premiere Elements の初期化処理の妨げとなることがあります。IEEE 1394 デバイスは Premiere Elements が正常に起動してから接続するか、または電源を入れます。


A-5. サードパーティ製プラグインのトラブルシューティング

Premiere Elements のプラグインフォルダからサードパーティ製プラグインを移動し、Premiere Elements を再起動します。問題が改善されない場合は、移動したプラグインを元のフォルダに戻し、次のセクションの手順に進みます。問題が改善された場合は、問題の原因となっているプラグインを特定します。

Premiere Elements 7 のプラグインフォルダは以下の場所にあります。

- Program Files¥Adobe¥Adobe Premiere Elements 7.0¥Plug-ins¥Common

- Program Files¥Adobe¥Adobe Premiere Elements 7.0¥Plug-ins¥ja_JP

  1. Premiere Elements のプラグインフォルダにサードパーティ製プラグインを 1 つだけ戻します。
  2. Premiere Elements を再起動し、問題を再現します。
  3. 問題が発生しない場合は、手順 1. ~ 2. を他のプラグインに対して行います。
  4. 問題が発生した場合は、プラグインの提供元にアップデートについて問い合わせてください。


B. トラブルシューティング/中級編

上記のセクションで問題が解決できない場合は、以下のトラブルシューティングを行います。


B-1. 新規ユーザアカウント

問題が発生する際にログインしているユーザアカウントと同等の権限を持った新規ユーザアカウントを作成します。新規ユーザアカウントでログインして問題が解決した場合、既存のユーザアカウントが破損している可能性があります。ユーザアカウントの作成方法について詳しくは、Windows のヘルプを参照するか、システム管理者にお問い合わせください。


B-2. スタートアップ項目を無効にして Premiere Elements を起動

アンチウイルスソフトウェア、ファイアウォールソフトウェア、またはその他のアプリケーションや Windows の起動時に読み込まれるサービスなど、Premiere Elements と同時に動作しているアプリケーションがシステムエラーまたはフリーズの原因となる場合があります。Windows の「システム構成ユーティリティ」を使用して一時的に最小限のスタートアップアイテムとサービスだけを有効にして Premiere Elements を起動し、コンフリクトの原因を特定します。

不要なスタートアップアイテムとサービスを無効にするには、以下の操作を行います。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューの [検索の開始] テキストボックスに「msconfig」と入力し、Enter キーを押します。


  3. [ユーザーアカウント制御] ダイアログボックスが表示されたら [続行] をクリックします。
    ※ 管理者アカウントでログインしていない場合、管理者パスワードが必要です。
  4. [スタートアップ] タブおよび [サービス] タブ内で、チェックがはずれている項目をメモなどに記録しておきます。
  5. [全般] タブを選択し、[スタートアップのオプションを選択] を選択します。
  6. [スタートアップ] タブを選択し、[すべて無効にする] をクリックします。
  7. [サービス] タブをクリックし、[Microsoft のサービスを全て隠す] にチェックを入れ、[すべて無効] ボタンをクリックします。


  8. [FLEXnet Licensing Service] にチェックをいれます。
  9. [OK] をクリックし、Windows を再起動します。

     注意 : 再起動後に「システム構成ユーティリティを使って Windows の開始方法を変更しました。」画面が表示される場合は [OK] をクリックし、[システム構成ユーティリティ] ダイアログボックスが表示されたら [キャンセル] をクリックします。
  10. コンピュータの再起動後、通知領域(タスクトレイ)に表示されているアイコンを 1 つずつ右クリックし、終了または無効にします。
  11. 問題を再現します。

問題が再現しない場合 :

無効にしたスタートアップ項目のいずれかが Premiere Elements とコンフリクトを起こしています。無効にした項目を 1 つずつ有効にしてから問題を再現し、原因となっている項目を特定します。特定された項目の開発元に、アップデートについて問い合わせてください。

問題が再現する場合 :

スタートアップ項目は問題の原因ではありません。再度有効にします。

無効にした項目を再度有効にするには、以下の操作を行います。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューの [検索の開始] テキストボックスに「msconfig」と入力し、Enter キーを押します。
  3. [全般] タブで [通常スタートアップ] を選択します。
  4. 手順 4. でメモした項目のチェックをはずします。
  5. [OK] をクリックし、Windows を再起動して設定を反映します。


B-3. ビデオカードドライバのアップデート

ビデオカードの製造元の多くは頻繁にソフトウェアドライバのアップデートを行っています。ビデオカードドライバの更新を行っていない場合、ビデオカードの製造元にアップデートについて問い合わせるか、または製造元の Web サイトからアップデータをダウンロードしてください。ビデオカードの製造元を確認するには、デバイスマネージャのカードのプロパティを参照します。


B-4. デバイスドライバの互換性を確認

ディスプレイカードドライバをアップデートしても問題を解決しない場合は、すべてのデバイスドライバが Windows Vista と互換性があるか確認します。デバイスドライバは、スキャナ、マウス、およびキーボードなどのデバイスが Windows と通信するためのソフトウェアです。最新のドライバを使用していることを確認するには、デバイスの製造元にお問い合わせください。

デバイスドライバの問題を確認するには、文書番号 233254 Windows Vista の一般的な操作方法V. デバイスドライバと Windows Vista の互換性の確認を参照してください。


B-5. QuickTime のトラブルシューティング

QuickTime のバージョンが古い場合、または QuickTime ファイルが破損している場合、Premiere Elements の起動が妨げられる場合があります。以下の Apple 社の Web サイトから最新バージョンの QuickTime をダウンロードし、インストールします。

URL : http://www.apple.com/jp/quicktime/download/

破損した QuickTime ファイルを置き換えるには、QuickTime をアンインストールした後にシステムに残っている QuickTime のファイルやフォルダを削除し、その後 QuickTime を再インストールします。QuickTime の削除方法に関する詳細については、Apple 社サポートにお問い合わせください。


B-6. コーデックのトラブルシューティング

起動時に発生する問題やアプリケーションがフリーズする問題の多くは、コーデックの不具合、または互換性のないコーデックによって発生します。最近インストールしたビデオコーデックあるいはオーディオコーデックを削除することによって、問題の原因を特定することができます。また、その他のコーデックを一時的に無効にすることで、インストールされているコーデックの互換性についてテストすることができます。コーデックを一時的に無効にするには、文書番号 233254 Windows Vista の一般的な操作方法Y. コーデックの無効化を参照してください。


B-7. 問題の原因となるファイルを特定

エラーメッセージの内容などから問題の原因となっているファイルが特定できる場合、同じアプリケーションでファイルを再作成します。問題が解決できない場合は、ファイルを作成したアプリケーションを再インストールします。破損したファイルによって問題が発生している場合、そのファイルに関連しているアプリケーションを再インストールすることで問題が解決できる可能性があります。

Windows のファイルに対してエラーメッセージが表示される場合は、Microsoft 社のテクニカルサポートへお問い合わせください。


B-8. Premiere Elements の再インストール

Premiere Elements のインストールが正常に完了していない場合、システムエラーやフリーズが発生することがあります。アプリケーションを削除してから再インストールすることによって問題が改善される可能性があります。異なるバージョンの Premiere Elements が同じコンピュータにインストールされている場合、使用するバージョンのみを再インストールします。

 注意 : 初期設定の場所に保存したカスタムプロジェクトや書き出しプリセットは、Premiere Elements をアンインストールすると削除されます。再インストール後も継続して使用する場合は、以下のフォルダをあらかじめデスクトップなどの別の場所に移動してください。

- Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Roaming¥Adobe¥Premiere Elements¥7.0¥SC¥Presets

- Users¥<ユーザ名>¥AppData¥Roaming¥Adobe¥Premiere Elements¥7.0¥Settings¥カスタム

Premiere Elements を再インストールするには、以下の操作を行います。

  1. 以下の弊社技術文書を参照し、Premiere Elements 7 をアンインストールします。旧バージョンの Premiere Elements をアンインストールする手順について詳細は文末の関連文書を参照してください。

    文書番号 
    234480 アンインストール手順(Premiere Elements 7)
  2. Windows エクスプローラで以下のフォルダを開き、「Adobe Premiere Elements <バージョン>」フォルダをすべて削除します。

    Program Files¥Adobe
  3. ゴミ箱を空にします。
  4. 以下の技術文書を参照し、Premiere Elements 7 を再インストールします。

    文書番号 
    234479 インストール手順(Premiere Elements 7)


B-9. フォントのトラブルシューティング

フォントが問題の原因となっているかどうかを特定するために、アクティブな TrueType フォントを別の場所へ移動して動作を確認します。

 注意 : Windows Vista によってインストールされた TrueType フォントは移動させないでください。Windows によってインストールされるフォントの情報については、以下の弊社技術文書を参照してください。

文書番号 233842 Windows Vista によってインストールされるフォント

以下の操作を行います。

  1. 新規フォルダを任意の場所に作成します。(例: C:¥TrueType など)
  2. Windows¥Fonts」フォルダを開きます。
  3. Windows によってインストールされているもの以外の TrueType フォントファイルを、手順 1. で作成したフォルダに移動します。
  4. Windows を再起動します。
  5. 手順 3. で移動したフォントのいくつかを「Fonts」フォルダに戻します。
  6. Windows を再起動します。
  7. Premiere Elements を起動し、問題を再現します。

問題が再現しない場合

手順 5. ~ 7. を別のフォントに対して繰り返し行います。

問題が再現する場合

手順 5. で移動したフォントのいずれかが原因となっています。これらのフォントを「Windows¥Fonts」フォルダから移動し、手順 5. ~ 7. を繰り返します。ただしこの場合は、一度に 1 つずつフォントを移動させます。問題が再現された際には、以下のいずれか、もしくは複数の操作を行ってください。

- FontMaster などのサードパーティ製フォント管理ユーティリティを使用している場合は、ユーティリティを使用してフォントを削除します。操作方法についての詳細は、フォント管理ユーティリティに付属のマニュアルを参照してください。

- フォントを削除し、オリジナルのメディアからフォントを再インストールします。

- フォントのアップデートについて、フォントメーカーへお問い合わせください。


B-10. 仮想メモリの設定

仮想メモリによって、システムがメモリ(RAM)に保管する情報をハードディスクへ保存することが可能となります。Windows Vista ではページングファイルを使って仮想メモリを管理していますが、最小と最大のサイズを任意の値で設定することもできます。設定したページングファイルのサイズが Windows Vista の初期設定と異なっている場合に、アプリケーションがエラーを返すことがあります。ただし、いくつかのアプリケーションは、Windows のデフォルトサイズと異なるページングファイルサイズを要求する場合もあるため、他のアプリケーションに悪影響を与えない場合にのみ以下の操作を行ってページングファイルのサイズを変更してください。

ページングファイルのサイズを変更するには、以下の操作を行います。

 注意 : コンピュータのページングファイルのサイズを変更する際は、管理者権限でログインしている必要があります。

  1. すべてのアプリケーションを終了します。
  2. [スタート] メニューから [コンピュータ] を右クリックして [プロパティ] を選択します。
  3. 画面左側のタスクから [システムの詳細設定] を選択します。
  4. [ユーザーアカウント制御] ダイアログボックスが表示された場合は [続行] をクリックします。
    ※ 管理者アカウントでログインしていない場合、管理者パスワードが必要です。
  5. [詳細設定] タブをクリックし、[パフォーマンス] セクションの [設定] をクリックします。
  6. [詳細設定] タブをクリックし、[仮想メモリ] セクションの [変更] をクリックします。

     注意 : 次の手順に進む前に、[すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する] オプションの選択を解除してください。
  7. [各ドライブのページングファイルのサイズ] セクションで、[ドライブ] のリストから搭載メモリの 3 倍以上の空き容量があるハードディスクを選択します。ドライブ名をクリックすると、[空き領域] に選択したドライブの空き容量が表示されます。


  8. [カスタムサイズ] を選択します。
  9. [初期サイズ] フィールドに搭載メモリ容量の 1.5 倍の値を入力します。
    ※ 例えば搭載メモリ容量が 1 GB(1024 MB)の場合は、1536 MB になります。
  10. [最大サイズ] フィールドに [初期サイズ] 値の 2 倍の値を入力します。
  11. [設定] をクリックします。
  12. [OK] をクリックしてすべてのダイアログボックスを閉じます。
  13. Windows を再起動します。


B-11. 一時ファイルの最適化

Windows およびアプリケーションは、作業データを一時ファイル(*.tmp)としてハードディスク上に保存します。サイズの大きいファイルや古いファイルは Windows またはアプリケーションのパフォーマンスに影響を及ぼすことがあります。Windows に付属のディスククリーンアップユーティリティを使用するか、手動で一時ファイルを削除し、一時ファイルが保存されるハードディスクの空き容量を確保します。

ディスククリーンアップを起動するには以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] を選択します。
  2. [アクセサリ] から [システムツール] - [ディスククリーンアップ] を選択します。

※ ディスククリーンアップの詳細については Windows ヘルプを参照してください。


B-12. ハードディスクの修復とデフラグ

ハードディスクに不良セクタや断片化したファイルがあると、システムエラーが発生する場合があります。Windows に付属のエラーチェックツールおよびディスクデフラグユーティリティ、または Symantec 社 Norton Utilities などのサードパーティ製のディスクユーティリティを使用して、ハードディスクを修復し断片化を解消します。これらのユーティリティは、それぞれのハードディスクまたはパーティションごとに実行する必要があります。Windows 付属のエラーチェックツールおよびディスクデフラグユーティリティの詳細については、Windows ヘルプを参照してください。サードパーティ製ディスクユーティリティの詳細については、ユーティリティに付属のヘルプやマニュアルを参照してください。

 注意 : ディスクデフラグがファイルをディスクの不良セクタに移動させてしまうことを回避するために、ディスクデフラグの前にエラーチェックを実行してください。

エラーチェックツールは、不良セクタ、リンクの切れたアロケーションユニット、ファイルの断片、相互リンクされたファイル、そして無効なファイル名を修復します。

エラーチェックツールを使用するには、以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [コンピュータ] を選択します。
  2. エラーチェックを行うハードディスクを右クリックして [プロパティ] を選択します。
  3. [<ディスク名>のプロパティ] ダイアログボックスで [ツール] タブをクリックします。
  4. [エラーチェック] セクションの [チェックする] ボタンをクリックします。
  5. [ユーザーアカウント制御] ダイアログボックスが表示されたら [続行] をクリックします。
    ※ 管理者アカウントでログインしていない場合、管理者パスワードが必要です。
  6. [ディスクのチェック - <ディスク名>] ダイアログボックスで [開始] ボタンをクリックします。

ディスクデフラグユーティリティは、コンピュータ内のファイルと空き領域を再配置して、ファイルが連続した単位に保存されるようにし、空き領域を 1 つの連続したブロックにまとめます。

ディスクデフラグツールを使用するには、以下の操作を行います。

  1. [スタート] メニューから [すべてのプログラム] - [アクセサリ] - [システムツール] を選択します。
  2. [システムツール] から [ディスクデフラグツール] を選択します。
  3. [ユーザーアカウント制御] ダイアログボックスが表示されたら [続行] をクリックします。
    ※ 管理者アカウントでログインしていない場合、管理者パスワードが必要です。


B-13. システムのウイルススキャン

Norton AntiVirus、McAfee AntiVirus など、最新のウイルス対策ソフトウェアを使ってシステムのウイルススキャンを実行します。ウイルスに感染すると、ソフトウェアが破壊され、システムエラーが発生することがあります。詳細は、ウイルス対策ソフトウェアのヘルプやマニュアルを参照してください。


C. トラブルシューティング/上級編

上記セクションで問題が解決できない場合、Premiere Elements とハードウェアがコンフリクトを起こしている可能性があります。以下の操作を行って、ハードウェアコンフリクトの問題を特定します。

 警告 : 弊社ではハードウェアについてのサポートは行っておりません。以下の内容はサービスの一環として提供するものです。ハードウェアの問題に関する詳細は、ハードウェアの製造元または正規販売店にお問い合わせください。ハードウェアのトラブルシューティングを自分で行うと、コンピュータの保証が無効になることがあります。


C-1. キャプチャカードソフトウェアの再インストール

独自仕様のサードパーティ製キャプチャカードハードウェアおよびソフトウェア(非 OHCI FireWire ハードウェアなど)を使用している場合、キャプチャカードのソフトウェアが破損していたり、インストールが正常に完了していないと、Premiere Elements が正常に動作しない可能性があります。(キャプチャカードソフトウェアが Premiere Elements より前にインストールされている場合など)これらの問題を解決するには、キャプチャカードソフトウェアを削除して再インストールします。キャプチャカードソフトウェアの削除方法については、カードの製造元にお問い合わせください。


C-2. 問題が解決しない場合

上記すべての操作を行っても問題が解決しない場合は、既知の問題として弊社サポートデータベースで文書が公開されていないか検索します。

サポートデータベース URL : http://www.adobe.com/go/support_faq_jp

また、以下の弊社ユーザフォーラムにおいて、弊社製品を使用しているユーザから同じような問題が報告されているかを参照することができます。別のコンピュータでも同じ問題が確認できた場合、弊社テクニカルサポートにおいても、問題を再現し検証を行える可能性があります。

日本情報 : http://www.adobe.com/jp/support/forums/

米国情報 : http://www.adobe.com/support/forums/


関連ドキュメント (Related Records)

RELATED RECORDS

文書番号 232409 アンインストール手順(Premiere Elements 4)

文書番号 229989 アンインストール手順(Premiere Elements 3.0)

文書番号 234504 Windows XP でのシステムエラーまたはフリーズ発生時のトラブルシューティング(Premiere Elements 7)

文書番号 234501 デジタルビデオ再生のトラブルシューティング(Premiere Elements 7)

文書番号 234503 破損したプロジェクトのトラブルシューティング(Premiere Elements 7)

文書番号 234506 DVD および Blu-ray 書き込み時のエラーやフリーズのトラブルシューティング(Premiere Elements 7)

ドキュメント情報 (Document Details)

最終更新 (Last Update):2008-10-17
文書番号 (ID):234500
プラットフォーム (OS):Windows
バージョン (Product Version):7
リンク (Permanent Link) :http://go.adobe.com/kb/ts_234500_ja-jp
関連製品 (Product Affected):
adobe premiere elements

ドキュメント情報 (Document Details)

文書番号 (ID):234500
プラットフォーム (OS):Windows

関連製品 (Product Affected)

adobe premiere elements

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