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読売記者、段ボール詰めだった…鳥取詐欺事件

2009.11.8 05:04
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読売記者、段ボール詰めだった…鳥取詐欺事件
鳥取県の相次ぐ不審死事件。2004年5月、女と交際していた読売新聞記者が列車にはねられ死亡した現場=7日午前、鳥取市(撮影・安元雄太)【フォト】

 鳥取県で男性が相次ぎ不審死している事件で、元スナック従業員の女と交際し、2004年5月に死亡した読売新聞鳥取支局の男性記者=当時(42)=が、段ボールの中に入った状態で列車にはねられていたことが7日、捜査関係者の取材で分かった。

 男性記者は、やはり女と金銭トラブルがあり、周囲に「子連れの女につかまった」などと漏らしていた。段ボールには、遺書らしき記述もあったが、不自然な点が多く、鳥取県警は再捜査する方針を固めた。

 また、約4年前に同居していた警備員、古田新一さん=当時(27)=に金を要求し、払わないため熱湯をかけるなど暴行していたとみられることが7日、男性の親族への取材で判明した。

 男性はその後、女らと海水浴に出掛けて水死している。鳥取県警は、睡眠導入剤などの成分が検出され不審死した3人(円山秀樹さん、田口和美さん、矢部和実さん)について殺人容疑で捜査する一方、古田さんへの暴行容疑などについても慎重に裏付け捜査する。

 古田さんの親族によると、古田さんは女が経営していたスナックで知り合い、2005年前後、女からアパートで同居するよう持ち掛けられて引っ越した。しかし、女は次第に古田さんに生活費や家賃の支払いを要求するようになった。

 女は徐々に要求をエスカレートさせ、応じられない古田さんに熱湯をかけるなど暴行。同居を始めて半年後には自宅アパートから追い出した。

 古田さんは07年8月18日、女らと一緒に朝から鳥取市の砂丘海水浴場に出掛けたが、正午ごろ、海底に沈んでいるのが発見された。8日後の27日に死亡している。



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