せと弘幸Blog『日本よ何処へ』

ブーメランに悩まされる鳩山首相

野党時代に言ったことを何一つ実行できず。

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　野党の時代は気軽に発言し、自民党を批判していたのに、今度は与党の立場、しかもトップとなっているのに、その責任を何ら果たせない。それが現在の鳩山首相の姿です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　鳩山由紀夫幹事長は４日夕、党本部で、小林温自民党参院議員の議員辞職を受けて、「辞任は当然。むしろ出納責任者が逮捕された段階でお辞めになるべきだった」とコメントした。

　続いて「また国会議員の不祥事で政治への信頼を失うことになり残念」との感想を述べた。


　さらに、この問題に関連して、与謝野官房長官が連座制が適用されるのは厳し過ぎるのではと発言していることについて「選挙のお金を扱う責任者の連座は当然。官房長官の発言はおかしい」と批判した。
 
http://www.dpj.or.jp/news/?num=11286

　このような発言がネット上に紹介されているわけですが、今回同じように連座制が適用される事件が、鳩山首相の地元である北海道で発覚しました。

民主・小林氏の選対幹部起訴、連座制を視野

衆院選北海道５区で当選した民主党の小林千代美氏（４０）の陣営幹部による選挙違反事件で、札幌地検は６日、公職選挙法違反（買収の約束、事前運動）で、元連合札幌会長山本広和容疑者（６０）（札幌市東区北３７東２２）を札幌地裁に起訴するとともに、連座制の適用に向けて迅速に裁判を進める「百日裁判」を申し立てた。

小林氏陣営の選対委員長代行だった山本容疑者が、連座制の対象となる「組織的選挙運動管理者」に該当すると判断した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091106-00001066-yom-soci

　野党時代の言葉を以てすれば、民主党の小林議員は直ちに辞職されるべきですね。新聞記者もこの点について鳩山首相の考えを質すべきではないでしょうか。

　どのような発言をなされるのか楽しみです。まさか、野党時代に批判した与謝野官房長官と同じ発言をされるのではないでしょうね。野党時代に思いつきで話したようなことが、今ご自身に降りかかっているのです。

　その最大のモノが先に紹介した自らの政治資金の問題でした。

鳩山首相思わぬ「ブーメラン」　秘書逮捕なら「辞任」？

　鳩山由紀夫首相が「ブーメラン現象」に苦しんでいる。「秘書が犯した罪」に関する過去の発言が自分に跳ね返ってきて、偽装献金問題で窮地に追い込まれているのだ。マスコミの論調も厳しく、「秘書が逮捕される事態になれば、辞任せざるをえないだろう」との見方も出ている。

　鳩山首相の献金問題は2009年11月4日の衆院予算委員会でも取り上げられた。特に厳しく追及したのが、自民党若手の柴山昌彦議員だ。弁護士資格をもつ柴山議員は、03年7月に鳩山首相が配信したメールマガジンの一節を引用して責めたてた。

　　「総理は平成15年7月23日のメールマガジンで『秘書が犯した罪は政治家が罪を受けるべきなのです』と述べておられます。あなたはどう責任をとられるのですか？」

■「秘書が犯した罪は政治家が罰を受けるべき」と書いていた
11月5日18時35分配信 J-CASTニュース

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091105-00000003-jct-soci

　鳩山首相は政治家と秘書は同罪と言って来た以上、自分だけは例外などとは今更言えないでしょう。それでは余りにも世間を小馬鹿にした居直りになってしまいます。

　現在、東京地検特捜部が鳩山首相の政治資金の虚偽記載容疑を捜査していますが、鳩山首相に言わせれば、それは秘書が勝手にやったことが調査で判明したので解雇したと述べている。

　この話が本当なら秘書の罪は免れない。現在鳩山首相は検察が捜査中なので何も言えない−としているが、秘書が逮捕されれば「政治家と秘書は同罪」と言って来た以上、潔く辞任されるものと思います。

　鳩山首相の辞任を国民の一人として願っております。くれぐれも秘書が逮捕されてもジタバタしてその椅子に座り続けることのないように忠告をしておきたいと思う。



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