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金閣寺 世界遺産の証し
標石を設置 登録から15年
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総門前に設置した「世界遺産」の標石の完成を喜ぶ有馬頼底住職(中央)や門川大作市長(右)たち(京都市北区・金閣寺) |
京都市北区の金閣寺(鹿苑寺)は、世界遺産に登録されていることを広く知ってもらう標石を総門の右側に設置し、9日、除幕式を行った。
標石は高さ1・2メートル、幅1・8メートル、奥行き1メートル。鴨川上流で採れた石に、有馬頼底住職が揮毫(きごう)した「世界遺産金閣鹿苑寺」の文字を彫った。側面にはユネスコの世界遺産のロゴマークを金色で入れた。
総門左側には世界遺産を示す銅板の標識はあるが、目立ちにくかった。世界遺産登録から15年を迎えるのを機に、PRとともに、文化財の大切さも発信しようと標石を設けた。
式では、大勢の観光客が見守る中、有馬住職や門川大作市長らが除幕し、どっしりとした標石の完成を喜んだ。有馬住職は「世界遺産の古建築は永久に残さなくてはいけない。標石も何千年もここに残るはず」と話した。
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