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HP-UX リファレンス: セクション 1 : ユーザーコマンド (N~Z) > w

wc(1)

HP-UX 11i Version 2: September 2004
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テクニカル ドキュメント

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名称

wc ― ファイル内のワード、行、バイト、文字のカウント

構文

wc [-c|-m] [-lw] [file]...

説明

wc コマンドは指定したファイルの行、ワード、バイトあるいは文字の数をカウントします。ファイル名を指定していない場合には、標準入力で同様にカウントします。 また指定した全ファイルの合計も計算します。

ワードとは、スペース、タブ、または改行で区切られた文字列のことです。

オプション

wc は、以下のオプションを認識します。

-c 

各入力ファイルのバイト数を出力します。

-l 

各入力ファイルの改行数を出力します。

-m 

各入力ファイルの文字数を出力します。

-w 

各入力ファイルのワード数を出力します。

cm のオプションは一度にどちらか一方のみを指定できます。 これ以外の場合、 l, w, c, または m の各オプションを任意に組み合わせて、 行、ワード、バイト、および文字のいずれかを出力させることができます。

いずれかのオプションを指定すると、 wc は、要求される情報だけを レポートします。 オプションの指定を省略すると、 デフォルトは、 -lwc となります。

file がコマンド行で指定されていると、 ファイル名がカウント結果とともに表示されます。

標準出力 (XPG4 のみ)

デフォルトでは、標準出力には、以下のような形式で各入力ファイルに関する情報が含まれます。

newlines words bytes file 

-m オプションが指定されていると、 bytes フィールドに文字数が出力されます。

何かオプションが指定されていると、 指定されていないオプションに該当するフィールドの情報は出力されません。

file オペランドが指定されていないと、ファイル名、およびパス名の前にある空白文字が出力情報に含まれません。

1 つ以上の file オペランドが指定されていると、出力される情報の最後の部分に行が追加されます。 追加される行には、他の行と同じ形式で情報が出力されます。ただし、 ファイル名の代わりに (POSIX ロケールの) 合計 ワード数が出力され、各列の合計数が出力されます。

終了ステータス

wc は、以下のいずれかの終了ステータスを戻して終了します。

0 

処理が正常に終了しました。

>0 

エラーが発生しました。

多言語化対応

環境変数

LC_CTYPE グラフィックス文字と空白文字の範囲、および テキストをシングルバイト、またはマルチバイトのいずれの文字で 解釈するかを指定します。

LC_MESSAGES により、メッセージの表示に使用する言語を決定します。

LC_CTYPE または LC_MESSAGES が環境に指定されていない場合、またはヌルの場合、デフォルトの値 LANG が使用されます。

LANG が指定されていない場合、またはヌルの場合、デフォルトの値 C が使用されます (lang(5) を参照してください)。

多言語化対応変数に無効な値が設定されている場合、 wc は、デフォルトで、 C に設定されているものとして動作します。 environ(5) を参照してください。

サポートされるコードセット

シングルバイト文字、およびマルチバイト文字のコードセットがサポートされています。

警告

wc コマンドは、改行の数をカウントして、行数を判断します。 テキストファイル の最終行が改行文字で終了していない場合、カウント結果は 1 つ少なくなります。

file1 のワード数と文字数をプリントします。

wc -wm file1 

上記のコマンドを実行すると、次のようにプリントされます。

words chars file1

ここで、 wordsfile1 のワード数、 chars は文字数を表します。

標準準拠

wc: SVID2, SVID3, XPG2, XPG3, XPG4, POSIX.2

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