最終更新: 2009/11/09 20:10

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覚せい剤事件・酒井法子被告に判決 裁判官「残念ながら、これは現実です」

覚せい剤取締法違反の罪に問われた元タレント・酒井法子(本名・高相法子)被告(38)の判決公判が9日午前11時半から行われ、東京地方裁判所は、執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。
裁判官は閉廷直前、「あなたが受けた刑を念のためもう一度言ってください」と言い、酒井被告に直接、懲役1年6カ月、3年の執行猶予と言わせるなど、異例の判決公判となった。
酒井被告は7月30日、家族で訪れた鹿児島・奄美大島のホテルの客室で、覚せい剤を吸引したほか、8月3日には、東京・港区南青山の自宅マンションで、覚せい剤0.008グラムを所持していたとされる覚せい剤取締法違反の罪に問われている。
酒井法子被告は、黒のパンツスーツの下に、黒の襟のついたブラウスを着て、5cmほどのヒールのあるパンプスをはいて入廷し、裁判官に一礼をした。
9日の法廷で、東京地裁は「覚せい剤の所持と使用の事実を認定し、覚せい剤に対する親和性や執着は明らかである」とその依存性を厳しく指摘し、夫が逮捕された現場から立ち去り、発覚をまぬがれようとして転々と逃走するなどしたことについて、東京地裁は卑劣であるとし、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決を言い渡した。
裁判官は最後に、酒井被告に対し、「あなたは芸能人として、ドラマや映画など役を演じてきましたが、残念ながらこれは現実です。この重みはあなたが実感することになるでしょう」と述べた。
この間、酒井被告は裁判官をしっかりと見つめ、何度かうなずいていた。

(11/09 12:15)


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