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2020年五輪招致、石原都知事が「名乗り上げる」

2009年11月7日3時0分

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写真:五輪招致について話す石原慎太郎・東京都知事=6日午後4時29分、東京都新宿区、鈴木好之撮影五輪招致について話す石原慎太郎・東京都知事=6日午後4時29分、東京都新宿区、鈴木好之撮影

 東京都の石原慎太郎知事は6日、朝日新聞の単独インタビューに応じ、「(2020年夏季五輪招致に)名乗りを上げることが私の責任だ」と語り、五輪招致に再挑戦する考えを示した。だが、都議会は招致再挑戦に否定的な民主党が第1党になった。11年春の任期満了で引退する意向は変えておらず、「(招致を)実行するかは次の知事が決めること」とも話した。

 石原知事は、「東京はもう1回、アプライ(立候補)します。せっかく機運が盛り上がってきた。東京の責任でアプライするべきだ」と明言。「議会がどう反発するか。話し合いとか根回しがあるでしょう」「JOC(日本オリンピック委員会)がどう判断するかは別のこと」とも話した。JOCにはまだ立候補の意思を伝えていないという。

 都などによると、国内候補都市に立候補する場合、10年春までにJOCに届け出る。複数都市が立候補した場合は同夏に1都市に絞り込む。国際オリンピック委員会(IOC)への申請は11年夏ごろで、13年のIOC総会で開催地が決まる見込み。

 石原知事は11年春に3期目の任期が満了する。4期目出馬については「やるわけない」と語り、「(招致を)是とするかは次の知事の代で、議会が議論して決めること」と話した。

 知事は今後、都議会との調整を進めることになるが、都議選では知事与党の自民、公明両党が過半数割れし、民主党が第1党になった。同党内には再挑戦に否定的な意見が多く、招致関連予算などに反対する可能性がある。

 20年五輪には広島市と長崎市が立候補に意欲を見せているが、石原知事は「タイミングは別にして、広島と一緒にやると言うべきだ」「花形のマラソンなんかは広島でやったらいい」と、一部競技での「共催」に前向きな姿勢を見せた。ただ、五輪憲章は複数都市による共同開催は認めていない。

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 インタビューの詳細は近くオピニオン面で掲載します。

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