[酒井法子被告]「飯と梅干しで生活」の覚悟　関係者に

　衝撃的な逮捕から３カ月余り。芸能界薬物汚染を象徴する形になった覚せい剤取締法違反事件で、９日、東京地裁で有罪判決（懲役１年６月、執行猶予３年）が言い渡された。

　親しい関係者は「９月１７日の保釈後、酒井法子被告（３８）に『芸能界への復帰は難しい』と指摘した」と明かす。無言になった酒井被告に「飯と梅干しでも３年や５年は食べていける」と励ますと、「それくらいの気持ちがなければいけませんね」と笑ったという。

　１０月２６日の初公判。酒井被告は「本当なら夫から覚せい剤を引き離すのが私の役割だった。離婚し、お互い更生する努力が必要だと思う」と涙ながらに語った。「福祉や介護を勉強し、仕事として取り組んでいければ。決して生やさしいものではないが今後は社会に貢献したい」とも述べた。将来の芸能活動には言及しなかった。

　初公判には芸能界で父親代わりだった元所属事務所の副社長が証人に立った。「１４歳から四半世紀、親子のように一緒に頑張ってきた。どうして相談してくれなかったのか寂しく思う」と語った。

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　判決公判の一般傍聴の２１席を求め、東京地裁近くの日比谷公園にはファンやマスコミ関係者ら３０３０人が列を作り、競争率は約１４４倍。前日午後１１時に来て一番乗りしたファンで横浜市金沢区の公務員（２１）は「反省が認められできるだけ軽い判決になってほしい。介護の道に進んでも芸能界に復帰しても、変わらず応援したい」と語った。【安高晋】