◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
◆J1第31節 川崎3─2千葉(8日・等々力陸上競技場) 川崎はFWレナチーニョ(22)のハットトリックで3―2と千葉に逆転勝ちし、首位を守った。3日のナビスコ杯決勝戦後、表彰式で非紳士的行為をした件で、試合前には全員がサポーターに謝罪し、フェアプレーを貫いた。川崎を追いかける2位の鹿島は山形に2―0で、3位のG大阪は4―1で京都に快勝した。
痛くとも、誠意を見せたかった。中村の右太もも内側の痛みは限界に達していた。後半ロスタイム、千葉DFと接触して足もつっていた。それでも、J1残留へ最後まで勝負をあきらめない千葉の選手を思い、担架に頼って時間稼ぎをせず、はいつくばってピッチ外に出た。
「今日は自分から交代するとは言いたくなかった」と中村。試合前から右太ももに違和感があった。ハーフタイムで関塚隆監督(49)から「大丈夫か?」と聞かれ出場にこだわったのも、信頼回復へのためだった。3日のナビスコ杯決勝戦の表彰式。準優勝メダルを外すなど非紳士的な態度を取り、賞金の5000万円を返上。クラブ幹部は減俸などの処分を受けた。試合前、武田信平社長(59)らチーム全員がスーツ姿で15分かけてスタジアムを1周し、5度、頭を下げた。
同社長が謝罪の言葉を述べている8分間、クラブ内で出場停止を決めたDF森勇介(29)はむせび泣きながら、ずっと腰を折っていた。試合直前は「オレのせいでこんな状況で試合しなければならなくなった。申し訳ない。残り4試合だし、頑張ってくれ」とイレブンに声をかけた。
プロ初のハットトリックを決め、勝利の立役者となったレナチーニョは「サポーターのため、森勇介のための勝利でもある」と言った。気持ちは伝わっていた。警告ゼロ。ファウルは6つと紳士的なプレーを貫き、後半ロスタイムに逆転勝利。首位を守った。関塚監督は「再スタートの意味で、積み上げていきたい」と話す。フェアプレーの先に、初優勝がある。
(2009年11月9日06時01分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)
リンク