社会
原発反対派の男性がケガ
(山口県)
上関原発予定地沖の海上で計画に反対し、抗議行動をしていた男性が8日、ケガをして病院に運ばれた。病院に運ばれたのは23歳の男性。ケガをした男性の近くにいた人によると、男性は午前8時過ぎ、クレーン台船が埋め立て作業区域を示すブイとコンクリートブロックを海に投下する作業を始めたことに抗議しようと、乗っていたシーカヤックから海に入りクレーンに付いたワイヤーにつかまったという。この際、男性は近くの漁船に乗っていた作業員によって船に引き上げられたが、甲板で押さえられているうちに息ができなくなり意識が遠のいたという。男性は病院に運ばれ現在、手当てを受けている。通報を受けた海上保安部の巡視船や警察の警備艇が作業員などから事情を聞いたが、作業員らは「海に落ちたので救助した」と話しているという。徳山海上保安部では双方から事情を聞いて事実確認に努めるとしている。中国電力は6日から埋め立てなど
敷地造成のための準備工事を本格化させていて、計画に反対している予定地沖の祝島の漁業者を中心に抗議行動が続いている。
[ 11/8 18:04 山口放送]