はじめまして!
このブログが始まってからずっと「ビッグジョンマン」が書き込んでいますが
ひとりでは何かと大変でしょうということで
もうひとり新たに参入します。
といっても、実はわたくしブログ書き込むのは初めてでして
顔文字なんかもちろん使えません。
とりあえず「アンクルジョン」でいきます。
管理者の「ビッグジョンマン」より多少社歴が長いので
その分むかしのことなども紹介しながら時々お邪魔します。
なんといってもBIG JOHNは
日本でも歴史を誇るジーンズメーカーですから
歴代の社員のひとりひとりが
日本のジーンズの歴史を見てきたというか、
歴史をつくってきたといってもいいでしょう。
さすがに現在では社員も若返ってきていますが
パタンナーの『T氏』はその黎明期を知るひとりです。
ジーンズは製作過程において「洗い加工」をほどこします。
そのため、縫い上げただけで完成される多くの衣類とくらべて
そのパターン作りには独特の難しさがあります。
洗い後に生じる縮みやゆがみを“読んで”作業しなければならないからです。
この技術を得るには1年や2年では不可能で、
そこには経験とそこから来る“感覚”が要求されます。
それを身に付けている職人肌のパタンナーが『T氏』です。
わたくし「アンクルジョン」も新入社員の時代がありましたが
入社したてのころは、『T氏』には何か気難しそうで近寄りがたい気配を
感じていました。
でもほんとはおだやかな人です。照れ屋なので
背後から『T氏』の手だけを隠し撮りしました。
来年早々登場予定のマル秘企画商品のサンプルをチェック中の『T氏』の手です。
現在のパターンメイクは基本的にコンピュータ上で作成し、
データ化されていますが
ちょっと前までは定規を使って直接手で線を引いていました。
引かれた型紙はハサミを使って手で切るのですが、
細い線の内側をはみださないように切ってゆく
神経と力を使う作業でした。
『T氏』の引く線の正確さには定評がありました。
何枚も何枚もの型紙を仕上げてきたのがこの写真の手です。
BIG JOHNはこんな歴史のあるヒト・モノの宝庫です。
最新トピックにおりまぜて
ゆっくりと紹介してゆきますのでお楽しみに!
「アンクルジョン」でした。