ブログをこの秋にスタートしまして、いろいろ記事をアップしてきました。
が、なんと今回は初のユーザーの皆様のジーンズをご紹介するに至りました!!
(おめでとーーーーー)
ということでカテゴリーも〈ユーザーのジーンズ〉というのを新たに追加!
先日、青森県のP助さんから「リサイクルショップで面白いジーンズを購入しました」という内容のメールを画像付きで頂きました。
非常に珍しいジーンズだったので、「ぜひこのブログで紹介させていただきたい」とお願いしたところ、快く承諾していただき、さらに画像も別に撮影して再送していただきました。
P助さんには大変感謝しております。
ではどうぞご覧ください。
アイテムはおそらくLot.M1002。
ストレートジーンズです。
まだまだ色落ちの進んでいない、ワンウォッシュ状態の古着。
そしてノーダメージ。素晴らしい。
これだけ程度の良い国産ビンテージはなかなかでてきません。
紙ラベル。
ベースボールマークの右下に懐かしきヒョウタンマークのビッグジョンロゴ入り。
Lotのところには「XX」の印字。
かなり古い年代のものです。
ちなみにピスネームはレーヨン。
穿きこんでいくといい味がでるんです。
フロント部分。
TALONのジッパー。これが付いているということでかなり年代がしぼられてきます。
ビッグジョンでTALONジッパーが使われていたのが1975年くらいまで。
そして紙ラベルのデザインから推測するに、1970年以後のジーンズ、
つまりこのジーンズ自体は1970〜1975年の間のジーンズだと思います(伝え聞いている推理に基づきます)。
また、トップボタンの凹凸感が浅いように画像から見受けられますので、モリト製のボタン。
リベットを見てみると、
まだ、安全度の低い(手をリベットで切りやすい)リベットを使用しています。
そしてアウトシームは片耳仕様。
以上のことから、だいたいですが1970〜1973年頃?のジーンズにあたると思われます。
ばくっと言うと1970年代前半ですね。
この年代のジーンズが市場、古着屋にでることはなかなかないんです。
たまぁ〜にリサイクルショップ等でポロッとでてくる時はあるのですが、サイズが小さかったり大きかったり、レングスが短く裾上げされてしまっていたり・・・と、状態も良好で、サイズもいいサイズのものとなると非常に貴重です。
P助さんは非常にいいジーンズに出会ったのではないでしょうか。
僕も国産ビンテージを集めているひとりなのですが、今となっては本当に見つけるのが難しいというのが感想です。見つかっても高価だったりと・・・。
古着市場ではまだまだスポットの当たらない国産ビンテージジーンズですが、むしろ今だからこそ自分の足で見つける楽しさがあるんだと思います。
なかなか見つからない国産ビンテージ、けれど見つけた時の感動はひとしおです。
それを飾って楽しむのもアリ、穿いて色落ちを楽しむのアリ。
国産ビンテージの世界、みなさんもハマってみません?