トップページ ユーザーのジーンズ

 ユーザーのジーンズアーカイブ

『 あいあいさんからの投稿 』

2009/10/13   ユーザーのジーンズ 


あいあいさんから「古いビッグジョンのジーンズを入手して、それがいつ・どのようなものでしょうか?」というコメントをいただき、文章だけでもある程度はどのようなものかわかったのですが、念のため画像を送っていただきました。




bj0910131.jpg

bj0910132.jpg

bj0910133.jpg

bj0910134.jpg

bj0910135.jpg

bj0910136.jpg



幸運にもデッドストックで、フラッシャーも付いていることからかなり判別しやすかったです。

まずいつ頃のものか?

ずばり、1972〜1975年の頃のものだと推測できます。
画像だけでも生地は日本初のデニム生地KD-8を使用していることがわかりますが、
フラッシャーからmaterial's made in U.S.A.の文字が省かれていることからもわかります。

つまりKD-8が開発された1972年以後のものという結果になり、TALONジッパーを使っていることから日本製付属になる1975年より前のものとなります。

その他、織りネーム・品質表示・腰帯上下環縫い・脇割り・工場ナンバー入りラベル等々から分析するにほぼ間違いないと思います。

そして形はストレートなので、品番はM1002になります。

古着では時々見つかるM1002ですが、フラッシャー付きのデッドで見つかるのはかなり貴重だと思います。


エントリー

『これは貴重!初期ラベル デニムジャケット』

2008/09/08   ユーザーのジーンズ 

ユーザーの方から、とある珍しいビッグジョンのデニムジャケットを持っていらっしゃるという話を聞き、お願いをして画像を送っていただきまして、見てさぁビックリ!

このラベルのモノはすごいです。



bj0809081.jpg

形は3rdタイプ。
ただし生地はアメリカから輸入したもので、インディゴというよりも少しグレーがかった色らしいです。

そして問題のこのラベル!



bj0809082.jpg


正直このラベルのものは僕は初めてお目にかかりました。

ロデオ(?)しているのか、闘牛をしているのか微妙な絵柄ですが、とにかく人、振り回され過ぎです(笑)

思いっきり牛に飛ばされそうになっています。
いや、もしくはこれから牛に正面から飛び乗ろうとしているところなのでしょうか?

とにかく謎を僕らに投げかける衝撃の発見となりました。

現在、このラベルのものについて年代やいわれなど詳しいことを捜索中です。

釦の柄やマテリアル、このラベルからするに60年代であることは濃厚なのですが、もっと詳しい裏をとっていきたいと思います。

もしこのラベルのものをお持ちの方がその他にいらっしゃいましたらぜひビッグジョンマンまでコメントください!

エントリー

『青森県 P助さんからの投稿』

2007/12/27   ユーザーのジーンズ 

ブログをこの秋にスタートしまして、いろいろ記事をアップしてきました。


が、なんと今回は初のユーザーの皆様のジーンズをご紹介するに至りました!!
(おめでとーーーーー)
ということでカテゴリーも〈ユーザーのジーンズ〉というのを新たに追加!




先日、青森県のP助さんから「リサイクルショップで面白いジーンズを購入しました」という内容のメールを画像付きで頂きました。

非常に珍しいジーンズだったので、「ぜひこのブログで紹介させていただきたい」とお願いしたところ、快く承諾していただき、さらに画像も別に撮影して再送していただきました。
P助さんには大変感謝しております。




ではどうぞご覧ください。



アイテムはおそらくLot.M1002。
ストレートジーンズです。

p01.jpg



まだまだ色落ちの進んでいない、ワンウォッシュ状態の古着。
そしてノーダメージ。素晴らしい。
これだけ程度の良い国産ビンテージはなかなかでてきません。




紙ラベル。

p02.jpg



ベースボールマークの右下に懐かしきヒョウタンマークのビッグジョンロゴ入り。
Lotのところには「XX」の印字。
かなり古い年代のものです。

ちなみにピスネームはレーヨン。
穿きこんでいくといい味がでるんです。



フロント部分。

p03.jpg



TALONのジッパー。これが付いているということでかなり年代がしぼられてきます。

ビッグジョンでTALONジッパーが使われていたのが1975年くらいまで。
そして紙ラベルのデザインから推測するに、1970年以後のジーンズ、
つまりこのジーンズ自体は1970〜1975年の間のジーンズだと思います(伝え聞いている推理に基づきます)。

また、トップボタンの凹凸感が浅いように画像から見受けられますので、モリト製のボタン。




リベットを見てみると、

p05.jpg



まだ、安全度の低い(手をリベットで切りやすい)リベットを使用しています。







そしてアウトシームは片耳仕様。

p06.jpg




以上のことから、だいたいですが1970〜1973年頃?のジーンズにあたると思われます。
ばくっと言うと1970年代前半ですね。


この年代のジーンズが市場、古着屋にでることはなかなかないんです。

たまぁ〜にリサイクルショップ等でポロッとでてくる時はあるのですが、サイズが小さかったり大きかったり、レングスが短く裾上げされてしまっていたり・・・と、状態も良好で、サイズもいいサイズのものとなると非常に貴重です。


P助さんは非常にいいジーンズに出会ったのではないでしょうか。

僕も国産ビンテージを集めているひとりなのですが、今となっては本当に見つけるのが難しいというのが感想です。見つかっても高価だったりと・・・。

古着市場ではまだまだスポットの当たらない国産ビンテージジーンズですが、むしろ今だからこそ自分の足で見つける楽しさがあるんだと思います。
なかなか見つからない国産ビンテージ、けれど見つけた時の感動はひとしおです。

それを飾って楽しむのもアリ、穿いて色落ちを楽しむのアリ。
国産ビンテージの世界、みなさんもハマってみません?


エントリー