2009年11月8日 21時24分更新
普天間基地の県内移設に反対する大会が開かれるなか、移設先の沖縄県名護市の沿岸では、(なごし)アメリカ軍が上陸訓練を行っているのが確認されました。
沿岸で基地の監視をしている住民の話によりますと、8日午前10時半ごろ、普天間基地の移設先となっている名護市辺野古の沖合に(へのこ)アメリカの軍艦2隻が停泊しているのが確認されたということです。
NHKの取材によりますと、このうち1隻から、8隻のボートが海岸を目指し、アメリカ海兵隊基地のキャンプシュワブのなかにある砂浜に上陸する訓練を行いました。
ボートには1隻に7人から8人の兵士が乗り組み、あわせて60人ほどが参加していて、まず6人ほどが、泳いで砂浜にたどり着き、小銃のようなものを構える仕草をしながら岸辺に揚がりました。
そして、先に到着した兵士の合図で、数百メートル沖合で待機していたボートが一斉に砂浜に上陸しました。
警察によりますと、この訓練による住民とのトラブルなどの報告はないということです。
沖縄では、8日午後、普天間基地の県内移設に反対する大会が開かれていました。