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鳥取不審死、1人は他殺 首を背後から押しつけられた跡(1/2ページ)

2009年11月7日3時1分

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 鳥取県で相次いで男性の不審死が起きていた問題で、10月に鳥取市の摩尼(まに)川で遺体で見つかった電気工事業円山(まるやま)秀樹さん(当時57)=鳥取市吉成=の首に背後から押さえつけられたような跡があったことが、捜査関係者への取材でわかった。円山さんの死因は水を飲んでおぼれたことによる窒息だったことから、県警は何者かが円山さんの顔を川に押しつけて殺害したと判断し、殺人事件として捜査を始めた。

 一方、県警が詐欺容疑で逮捕し、円山さんら不審死した男性たちとの関係が浮上している元スナック従業員の女(35)の周辺で、女をよく知る警備員の男性が07年に海でおぼれた後に死亡、08年には女と交際していた同県警の警察官が署内で死亡していたことなどが、捜査関係者への取材で新たにわかった。女の周辺で死亡した男性は、計6人となった。

 捜査関係者によると、円山さんの遺体は10月7日、川でうつぶせの状態で見つかった。県警が司法解剖したところ、気管や肺から水が検出されたが、現場の水深は約20センチしかなかった。このため、県警は、円山さんは何者かに睡眠導入剤を飲まされたうえ、川に顔を押しつけられた可能性があるとみている。

 また、別の捜査関係者によると、新たに死亡していたことが分かったのは、警備員だった古田新一さん(当時27)=鳥取市行徳3丁目。古田さんは07年8月18日、鳥取市の砂丘海水浴場の約200メートル沖で貝をとっていておぼれ、27日に死亡したという。

 古田さんの親族によると、古田さんは約10年前、鳥取市のスナックで働いていた女と知り合った。05年ごろから女の家で同居し、主に女の子どもの世話などをしていたという。熱湯をかけられるなど女から暴力を振るわれたといい、約100万円を女に渡したこともあったという。

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