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だれやみ日記:ダイエットの秋 /宮崎

 前回は「食欲の秋」について書いたので、今日は読者の関心の高いダイエットについて書く。

 私は定期健診のたびに悪玉コレステロールや中性脂肪の高さが指摘される。今年は医師から「この数値を放置するのは危険だ」と言われた。体重も標準より5キロほど多い。改善を迫られた私が読んだのは、ベストセラーの岡田斗司夫著「いつまでもデブと思うなよ」(新潮新書)である。

 著者は私と同年齢だが体重は117キロあった。その昔取材で本人に会った時は確かにデブだった。それが1年で50キロの減量に成功したという。

 その方法は、毎日食べた物とその大体のカロリーを残らずメモすることだ。最初の数カ月は一切食事制限をしない。ひたすら記録するだけだ。カロリー数は栄養学の本などを参考に算出する。

 これで、何を自制すれば楽にカロリー減になるかが分かる。メモするうちに、メモ自体が面倒になり、いっそ食べない方がいいという心境になってくる。カロリー計算に慣れたら、少しずつカロリー摂取量を減らす。

 私も約半年で苦もなく5キロ減量した。人間の意志は弱い。「苦もなく」という点が大事だ。苦もなく減量するには、まず長期的展望で臨むこと。1月に1キロ減のペースなら食事量に多少気を使う程度で実現できる(だが1年なら12キロも減る)。

 次に空腹を我慢しないこと。極端な食事制限は肉体が「飢餓状態」と勘違いし、栄養を蓄積し始める。自分の基礎代謝量ぎりぎりのカロリー摂取が効率よくやせられる。50歳~69歳の男性だと1日1350キロ、女性は1110キロカロリーだ。

 3つ目は満腹一歩手前で食事をやめること。胃のセンサーは10分遅れで満腹感を脳に伝えるという。だから「少し足りない感じ」でいったんやめ、10分間待ってみる。

 これらを実践すればあなたも「苦もなく」やせられる(はずです)。<宮崎支局長・大島透>

毎日新聞 2009年11月8日 地方版

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