「ビールを飲めば…」、英ユーモアポスターに使用禁止令 

April 27 [Mon], 2009, 21:28

【4月16日 AFP】英国の広告規制機関、広告基準協議会(Advertising Standards Authority、ASA)は15日、英ウェルズ・アンド・ヤングス(Wells & Young's)が製造するビール「カレッジ(Courage)」の広告ポスターについて、「ビールを飲めば内気な男性でも女性に対して強く出る自信がわくと仄めかしている」として、使用を禁止したと発表した。

 この広告は、ボディラインを強調する服を着たふくよかな体格の女性の隣に、気弱な表情の男性が座っているもので、「Take Courage my friend」というキャッチコピーが掲げられている。このキャッチコピーは、「カレッジ(ビール)を飲めよ」とも「勇気を出せよ、相棒」とも読める。

 ASAによると、この広告に関して、「ビールを飲んだ男性が、女性に対し否定的なコメントを言ったり、女性を誘惑したりする自信がもてることを示唆している」とする苦情が、これまでに3件寄せられたという。

 一方、ウェルズ・アンド・ヤングス側は、ポスターは多くの男性が直面する可能性のある状況を取り上げたものだと反論。キャッチコピーも1950-80年代にかけて使われていたものをまねただけだと強調し、使用禁止令に驚きを表明した。

「ASAが下した判断に非常に驚いている。われわれは、カレッジの愛飲者が出会うかもしれない日常のユーモラスな出来事を描いたつもりだ。女性から『この服じゃお尻が大きく見えちゃうかしら?』と聞かれるような経験は、誰にだってあり得るだろう。もちろん、その答えが『ノー』だということは英国人男性の常識だ」(ウェルズ・アンド・ヤングス販売責任者、クリス・ルイス氏)

 ASAは、この広告のユーモアは理解できるとしながらも、「ビールで自信をつけることができるということを示唆する」ことは広告基準に違反していると指摘している。(c)AFP

ウェルズ・アンド・ヤングス社の「カレッジビール」の広告(英語)

「ベルリンの壁」崩壊の陰に謎の電話、ドイツ 

April 26 [Sun], 2009, 12:49

【4月20日 AFP】20年前の「ベルリンの壁(Berlin Wall)」崩壊の陰に「謎の電話」があったことを、当時歴史的な記者会見で取材したイタリア人記者が、16日に放送されたドイツARDテレビの番組で明らかにした。

 数か月にわたり亡命を試みる国民が相次いだ後、当時の東ドイツ・社会主義統一党(Socialist Unity Party)中央委員会の高官、ギュンター・シャボウスキー(Guenter Schabowski)政治局員は1989年11月9日午後開いた記者会見で、出国の制限を撤廃すると発表してしまった。取材していたイタリア人記者、リカルド・エルマン(Riccardo Ehrmann)氏がその措置はいつ発効するのかと質問したところ、シャボウスキー氏は不意をつかれたように口ごもりながら、「今すぐです」と答えてしまった。

 この予想外の発表により、その夜、数万人の東ベルリン市民が「壁」に殺到。歓喜の声を上げながら国境を越え、西側市民らに迎えられた。建設から28年、「ベルリンの壁」はこのように崩壊した。

 しかし、壁崩壊につながった質問をした・エルマン氏によると、問題の記者会見の前に東ドイツ政府高官から謎めいた電話を受けていたという。電話の相手はエルマン氏と面識があった社会主義統一党の大物で、シャボウスキー氏の記者会見を取材する際、出国規制の緩和について必ず質問するよう念を押したという。
 
 エルマン氏は1929年、イタリアのフィレンツェ(Florence)生まれ。2008年にドイツ連邦共和国功労勲章(Federal Cross of Merit)を授与されている。(c)AFP

フランスの空を舞う色とりどりのたこ、クマやカエルも 

April 25 [Sat], 2009, 21:14

【4月20日 AFP】フランス北部ベルクシュルメール(Berck-sur-Mer)で18日、国際たこ揚げ大会(International Kite Festival)が始まった。写真は、フランス北部ベルク・シュル・メール(Berck-sur-Mer)で開催中の国際たこ揚げ大会(International Kite Festival)で、様々な形のたこを揚げる参加者ら。

 18日に始まったたこ揚げ大会の開催は、26日まで(2009年4月19日撮影)。(c)AFP/PHILIPPE HUGUEN

トーストの香りになった? イタリアで「完璧なエスプレッソ」指南書 

April 24 [Fri], 2009, 21:12

【4月20日 AFP】1日あたり7000万杯、1時間あたり292万杯、1分あたり4万8600杯、あるいは、1秒あたり810杯――どのように数えたところで、イタリア人はどうやらエスプレッソ・コーヒーが好きらしいという結果になる。

 イタリアで初の「エスプレッソの日」となった17日、エスプレッソの権威、イタリアエスプレッソ協会(National Italian Espresso Institute)は、イタリアの人々に「完璧なコーヒー」のあり方を伝授した。

 同協会のGianluigi Sora会長によると、完ぺきなエスプレッソの条件は「柔らかくてきめ細かい、ヘーゼルナッツ色の泡があること。その色合いが均一であること。焼いたパンのような香りがすること」だそうだ。

 「エスプレッソの日」に合わせて、エスプレッソの「黄金律」を書き留めたパンフレット35万枚が、喫茶店3500店に配布された。同指南書には、「バリスタは、25ミリリットルのコーヒーカップに、ちょうど25秒でコーヒーをいれなければならない」とある。

 指南書は、エスプレッソにホットミルクとスチームミルクを加えたカプチーノについても言及している。いわく、「カプチーノは1杯ごとにつくられなければならない」という。

 イタリア北部ブレシア(Brescia)に本部を置くイタリアエスプレッソ協会は、1998年に設立された業界団体で、「エスプレッソの哲学を守り続ける」ことを目的としている。(c)AFP

古代ローマ建国2762年祝う市民の仮装パレード 

April 23 [Thu], 2009, 21:34

【4月20日 AFP】イタリア、ローマ(Roma)で19日、古代ローマの建国から2762年を祝う記念パレードやライトアップが行われた。古代ローマ建国2762年を祝い、イタリア・ローマ(Rome)の「コンスタンティヌスの凱旋門(Arch of Constantine)」の前を古代ローマ兵の衣装でパレードする人びと。伝説によると古代ローマは双子の兄弟ロムルス(Romulus)とレムス(Remus)が紀元前753年4月21日に建国した(2009年4月19日撮影)。(c)AFP/TIZIANA FABI

路上のカエルを助けたバス運転手が処罰される、ドイツ 

April 22 [Wed], 2009, 9:07

【4月17日 AFP】ドイツ南部レーゲンスブルクで、路線バスを停止させて路上のカエルを救った運転手が、解雇の危機に瀕していると、複数の独メディアが17日、報じた。

 これによると、フランス人のバス運転手、クリスチナ・ポメレル(Christina Pommerel)さん(46)は2階建て路線バスを運転中、タイヤの陰から飛び出したカエルに気付いた。ポメレルさんはバスを停止させ、カエルを箱に入れて路上から道路の脇まで運んだという。

 しかしすでに20分遅れて走行していたこのバスの乗客は、カエル救出劇でさらにバスが遅れたことに怒りを募らせた。その後、乗客の1人がバス会社に苦情を申し立てたことから、ポメレルさんは職務停止処分を課されてしまった。

 これをメディアが報じたところ、ポメレルさんを支持する声がバス会社に殺到。会社側も、ポメレルさんへの措置を解除する姿勢を見せ始めた。しかし、ポメレルさんが二度と同様の慈悲行為を行わないと約束することが条件だとしている。

 独日刊紙ウェルト(Die Welt)に対し、ポメレルさんは「カエルをひき殺すなんて、耐えられなかった」と語っている。(c)AFP
関連情報 ドイツ レーゲンスブルク

クレオパトラの墓まであと少し?ドミニカの女性エジプト学者の執念 

April 21 [Tue], 2009, 21:51

【4月20日 AFP】エジプトの考古学チームは19日、エジプト・アレクサンドリア(Alexandria)西部の神殿タップ・オシリス・マグナ(Taposiris Magna)で、クレオパトラ(Cleopatra)の墓があると思われる場所の発掘を開始した。クレオパトラは、2000年前に恋人のマルクス・アントニウス(Mark Antony)の隣に埋葬されたとされる。

 エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities、SCA)事務局長のザヒ・ハワス(Zahi Hawass)博士とドミニカ共和国のエジプト学者、キャスリーン・マルチネス(Kathleen Martinez)氏が率いる調査隊は、紀元前約300年にエジプト神イシス(Isis)に捧げられたとされるこの神殿で、3年前から調査を続けてきた。アレクサンドリアから西に50キロのこの地では、古くは19世紀に、ナポレオン(Napoleon)遠征隊が発掘作業を行っている。

 マルチネス氏は、これまでに発見された男性頭部の彫像、あごが割れているマスクの破片、コインなどから、アントニウスはこの神殿に埋葬されているとにらんでいる。また、クレオパトラの遺体もその付近にあるはずだと信じている。「クレオパトラとアントニウスが一緒に埋葬されたことは帝政ローマの伝記作家、プルタルコス(Plutarch)の著作にも記されています」とマルチネス氏。

■「クレオパトラの墓は絶対ここにある」――マルチネス氏の信念

 弁護士を目指していたこともあるマルチネス氏は、クレオパトラとアントニウスの墓の発掘は「趣味で始めた」と語る。

 マルチネス氏は、クレオパトラの研究を14年間続けてきた。その結果、クレオパトラはわざとコブラに噛まれて自殺したとの定説に対し、「クレオパトラは宗教儀式の一環として、コブラに噛まれ、タップ・オシリス・マグナに埋葬された」との自説を立てた。「彼女が(恋人の)アントニウスとは別の場所に埋葬されたとは考えられない。彼女もイシスに守られていたはずだ」(マルチネス氏)

 彼女の説は、最初は専門家からそしりを受け、発掘許可を得るまでに6年を要した。だが現在では、エジプト考古学の最高権威であるハワス博士でさえも彼女の説を熱烈に支持している。仮に2人の墓が発見されると、同国では、英国人の考古学者ハワード・カーター(Howard Carter)が1922年にツタンカーメン(Tutankhamun)の墓を発見して以来の大きな発見となる。

 クレオパトラの墓がこの神殿に埋葬されていることを示す大きな手がかりとなった陶製の破片は、ハンガリーの調査隊が4年前に発掘作業を終えた場所からわずか数センチのところで発見された。発見したのは、マルチネス氏の調査隊だ。「ビギナーズラックが物を言うかもしれないわね」と同氏は言う。

 これまでのレーダー調査で、地中に墓所とおぼしき2つの大きな部屋と通路があることがわかっている。調査隊は現在、クレオパトラの墓に通じる通路の入口を探している。(c)AFP/Cris Bouroncle

スペイン・ハプスブルク家、断絶の原因は「近親婚」か 研究結果 

April 20 [Mon], 2009, 21:26

【4月16日 AFP】帝国の絶頂期にあったスペインに君臨したハプスブルク(Habsburg)王朝は、近親婚による遺伝性疾患が原因で断絶した可能性があるという研究結果が15日、米オンライン科学誌「PLoS ONE」に発表された。

 スペインを174年間にわたり支配したハプスブルク家は、子どものいなかったカルロス2世(King Charles II)が39歳で亡くなった1700年に断絶。王位はフランス・ブルボン家(French Bourbons)に継承された。

 ハプスブルク家は血筋を維持するために、世代が下るごとに近親婚が増えた。11の結婚のうち9組が「3等親以内の親族」との結婚だったという。

 スペインのサンチアゴ・デ・コンポステラ大学(University of Santiago de Compostela)とガリシア州ゲノム医療公益財団(Galician Public Foundation for Genomic Medicine)の研究者らは、ハプスブルク家の歴代の王の近親交配の程度を表す「近交係数」をコンピューターで計算した。

 するとスペイン系ハプスブルク家の近交係数は、初代のフェリペ1世(King Philip I)では0.025だったのに対し、代を追うごとに上昇し、カルロス2世では0.254という数字に達した。0.20という高い数値を上回るメンバーが複数いたことも明らかになった。研究チームでは、近親者同士の度重なる結婚が、カルロス2世の遺伝性疾患の原因となった可能性があると結論付けた。

 同研究によると、カルロス2世は身体に障害を持ち、心身喪失状態だった。当時の文献には、カルロス2世が話せるようになったのは4歳、歩けるようになったのは8歳になってからだったと記されている。また晩年は立ち上がることも困難で、幻覚に悩まされ、ひんぱんにけいれんを起こしていたという。また性的に不能でもあり、結局はこれがハプスブルク家の断絶を招いた。

 研究は、カルロス2世のこのような複雑な病歴の大半は、下垂体ホルモン欠乏症と遠位尿細管性アシドーシスという2つの遺伝性疾患が同時に発症したと考えると説明しうると報告している。

 また、スペイン・ハプスブルク一族内の乳幼児死亡率が、当時の戸籍から導かれる国内村落の平均よりも明らかに高かったという事実も、これを裏付けるものだと指摘している。(c)AFP

ヒツジを乗せてどこ行くの 

April 19 [Sun], 2009, 21:49

【4月14日 AFP】オランダのStompetoren村で、母ヒツジを子ヒツジのもとに帰すためにスクーターに乗せる羊飼いのニックさん。(c)AFP

コンピューター・プログラミングのイベント開催、1000人が大集合 ドイツ 

April 18 [Sat], 2009, 21:48

【4月15日 AFP】ドイツ西部ビンゲンアムライン(Bingen am Rhein)では10-13日の4日間にわたり、CG作成などのコンピューター・プログラミングのイベント「Breakpoint」が開催されている。期間中は1000人以上のプログラマーやコンピューター愛好者らが参加し、共にプログラミングを行う。写真は会場の様子(2009年4月12日撮影)。(c)AFP/DDP/MARTIN OESER
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