達也(高岡蒼甫)のプロポーズを受け入れた絹恵(香里奈)は仕事を辞める決意を。その矢先、絹恵の企画したオリジナルウエディングドレスが美姫(黒木瞳)に採用され、商品化が決定。PRのために開催されるブライダルフェアの企画チームに抜擢されてしまう。そんな中、退職の意志を美姫に言い出すことができない絹恵は思い悩み、仕事に身が入らない。
やがて、越前屋での最後の仕事になると腹をくくった絹恵は「倒れてでもやり遂げる」と優作(西島秀俊)に宣言。結婚退職を打ち明けられた優作は、次々と仕事を言い渡して絹恵をきりきり舞いさせる。そのおかげで仕事に追われる絹恵は、結婚の準備を着々と進める達也の話にもどこか上の空だ。
そんな折、蜂矢(小泉孝太郎)をアドバイザーに迎えたライバルの百貨店が、絹恵らが考えていたものと同じコンセプトのブライダル企画をぶつけてきた。悔しい思いに駆られる絹恵は、フェアの企画を新しく練り直そうと優作に進言する。
その夜、遅く帰宅した絹恵に、仕事にかまけて2人の将来に真剣に向き合おうとしないと達也が激怒。「お前は変わった」と部屋を出て行き…。 |